36歳から歯列矯正をする話③〜治療に舞い戻る

永久歯が足りないという問題から逃げ続け5年ほど経過する。
私はアラフォーとも呼べる年代になっていた。
逃げてるから問題は全く解決していない。
前歯はぐらぐらしてるし。
鏡で自分の歯を見てはため息をつく日々。
大好きなハードパンのサンドイッチに思い切りかぶりつきたいのに、できない。

その頃の私といえば、多少年収が上がり、職場に人員が増強され、ちょっと暇になっていた。
色々な経験をして、人生はそう長くないことと、あれこれ悩む前にとりあえず行動するべき、ということにも遅まきながら気づき始めていた。
そんなちょっとだけ成長した私が、歯医者行ってみようかな…と考えるのにそう時間はかからなかった。

なお、職場での立場も確立されて「自分今日歯医者なんで帰ります」と言えるようになったのも大きかった。
日本人は病院は空いた時間に通うもの、という考えをやめるべきだ。
ちなみに美容室もそう。
自分のために使う時間は、積極的に作り出さなければならないし、自分以外の人のそれを認めなければならないと思う。

何年かぶりに歯科の門をくぐった私は、診察券もなくしている始末。
先生は開口一番、「矯正歯科行ってみました??」と聞いてくる。
私はここでやっと、「これから行ってみるつもりです」と答えるのである。

その後、私は4件の矯正歯科でカウンセリングを受け、現在の矯正歯科を選ぶ。
思いのほか矯正歯科によって違いがあることに驚いた。
なぜ現在の歯科を選んだかは次で書こうと思う。

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