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自分は1番下。

最近どこかの県でゲームは1日1時間とかいう条例ができたみたいだけど、くだらないよね。だいたい子供は家以外の場所でもゲームしてるし、その上で家庭でのゲームの時間制限も守れてないのが多いでしょ?せいぜい、「目悪くなるよ!」とか「バカになるよ!」とか何の根拠もないお決まりの台詞を言いながら無理やりやめさせてる感じでしょう。では簡単に子供がゲームの時間を守る方法、なんか分かる訳ないので、諦めましょう。

たぶん小さい頃に出会った楽しい経験よりも、ゲームに出会った楽しさが勝ってしまってるんだと思う。幼い頃のすごく楽しい経験。これが中途半端なままゲームに出会うともう麻薬のごとくハマってしまうんだと思う。後から経験を付け足すことは難しいんじゃないかな。

ウチは3歳にマリオに出会わした。それから小5くらいまでゲームは1日30分を守り続けた。外でどれだけしようが知らない。やってるのは知ってたけど、あえて言わなかった。学校の勉強も運動もまあまあちゃんとできてたから。

僕自身は小5の時にファミコンを捨てられた。正しくはずっと隠されてた。捨てられたことを友達に言えなかった。そうなると友達を家に呼ぶのもイヤになった。学校では次はあのカセットを買ってもらうんだと嘘を言ってた。ファミコン本体が無いのを知られるのがたまらなく怖かった。だからだんだん嘘つきになった。

そういう経験から、僕は子供にはそんな自分みたいになって欲しくなかった。息子が生まれたその時から無意識に始めたのは、自分のようにならない子育てだった。自分は幼い頃から引っ込み思案だったからそうならないようにしようとか。幸い、子供好きな性格だったのも手伝って、楽しんでそれが出来てた。色んな経験をさせたと思ってる。大自然と触れ合うことも、オモチャで遊ぶことも、いろいろ。

今は中学生。部活もめちゃんこがんばって楽しんでる。もちろんスマホもゲームも好きなだけやってる。成績もまあまあ。何より家で家族との会話を楽しんでくれてるのが嬉しい。気は強く、誰に何を言われようが気にしない。それを僕は、ホントに心から「間違ってなかった」と思えてる。それが僕自身の自信にもつながって、僕自身の幸せにもつながってる。

親が反面教師だと言う人は多いけど、自分の長所短所に早く気づけて、その短所を反面教師にする。その短所を気づかせてくれるのが、間違いなくパートナーだということは言うまでもない。そしてパートナー含めて周りの人達に対する感謝の気持ちの表し方も間違ってはいけないと思う。

いつまでも、自分は1番下。1番下にいる。

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