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競輪初心者講座

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競輪初心者必見!競輪が一から分かる記事をまとめました。
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記事一覧

「競輪で勝ちたい人」必見!回収率を上げる4つのポイントを伝授!

車券を当てる次は、回収率を上げよう以前の記事で、「的中率を上げる3つのポイント」を紹介した。もちろん、前回紹介したポイントを押さえれば、車券が当たる確率は格段に上がる。しかし、車券を当てたのであれば、どうせなら大きくプラスを出したいのも確か。今回は、そんな狙いに応えるべく、回収率を上げるために大事な4つのポイントを一挙に紹介していくことにしよう。 前回記事はこちらから復習⇒ ポイント①勝負スタイルを決めろ!競輪で勝ちたい、回収率を上げたいならば、まずは自分がどの程度の配当

ガールズケイリンのルール、選手…今さら聞けない基礎知識を知る!男子の競輪とは全く違うガールズケイリンの世界

半世紀ぶりに復活したガールズケイリン実は女子選手による競輪開催の歴史は古く、競輪黎明期の1949年~1964年の15年間にわたって「女子競輪」の名称で開催されていた。しかし、実力差が大きくギャンブルとしての魅力が薄い、 選手の育成が追いつかないなどの理由により廃止され、その後約半世紀の間復活することはなかった。 しかし、女子自転車競技選手の世界的な活躍や、ボートレースにおける女子レースの興隆を契機に、2000年代に入り女子競輪復活の機運が高まることになる。 2008年以降、

競輪の賭け式を知る!3連単からワイドまで、配当も勝負の仕方も十人十色

競輪の賭け式は基本的に7種類今回は、競輪における賭け式の種類を総ざらいしよう。 競輪には「2枠複」「2枠単」「2車複」「2車単」「3連複」「3連単」「拡連複」(「ワイド」)の7つの賭け式がある。 8月現在はほとんどの開催が7車立てで行われており、7車立てレースでは「2枠複」「2枠単」は発売されていないが、ここではまとめて紹介してしまおう。 2枠複競輪は競馬同様、選手に「番」と「枠」が割り振られる。違いは、競馬が8枠制なのに対し、競輪は6枠制であることだ。 例えば、9車立て

「競輪を当てたい人」必見!あなたの的中率が上がる「3つのポイント」を伝授!

競輪はやっぱり当てたいギャンブルという側面のみならず、スポーツや推理ゲームとしても楽しめる競輪。それでもやはり、競輪を楽しむからには車券を当てたいというのが正直なところ。今回は、そんな「まずはコンスタントに車券を的中させたい!」という方必見の、的中率を上げるためのポイントを公開する。 ポイント①競輪場の特色を知れ!一つ目のポイントは、競輪場の特色を把握すること。当たり前かもしれないが、全国に競輪場は43場もあるため、なかなか全てを把握するのは難しい。 例えば競馬でも、札幌

競輪場のバンクの長さとレースの流れを知る!青板、赤板、打鐘…競輪の見方はここから始まる!

実際のレースの流れを覚えよう競輪は、簡単に言ってしまえば「バンクをグルグル回って誰が一番早く帰ってこれるか」を競う競技である。 しかしもちろん、それだけでは十分な説明にはならない。中身が分からなければ、ただ選手が文字通りグルグル回るのを眺めるだけになってしまう。 今回は、競輪場のバンクの種類と、詳しいレースの流れを説明しよう。 競輪場のバンクは3種類、1周の長さが違うまず、競輪場のバンクには3種類あり、それぞれ1周の長さが異なる。 一つ目は、一番ポピュラーな400mバンク。

競輪場のバンクの名称を知る!バンクの中にある様々な線の正体とは…これさえ覚えれば初心者卒業!

バンクには特殊な名称や線がたくさん!競輪場の中心であるバンクだが、観客席やテレビ中継のカメラから見ると、いろいろな線や文字が書いてあるのが確認できるだろう。 これらの名前を覚えれば、競輪が100倍楽しくなること間違いなし! というわけで、今回はバンクの各部分の名前について詳しく説明しよう。 バンクを空から見てみようまずは、上から見たバンクの画像をご覧いただこう。 何やら線や文字が縦横無尽に引かれている、というのは冒頭で説明した通り。手始めに、バンク上部と下部に引かれた4本

競輪の出走表の見方を知る!競走得点?決まり手?競輪予想の第一歩はここにある!

出走表を制する者が競輪を制する!? いざ競輪場へやってきて、もしくはパソコンやスマートフォンを開いて、競輪を始めよう!…となったら、どこからレースの情報を得るのか? それはもちろん、出走表である。しかし、中級者や上級者ならまだしも、初級者や初心者は出走表を見てこう思うのではないか。 「数字が多すぎる!しかもこの『競走得点』や『逃げ・捲り・差し・マーク』ってなんだ」 今回は、そんな出走表の見方について説明しよう。 まずは、一般的な出走表をご覧いただこう 確かに数字が多い

競輪のルール編~後編~分かりにくい失格もこれを読めば解決!

まだある競輪の不思議な(?)ルール 今回は、前回に引き続き競輪のルール解説。前編はよく見られるルールについて解説したが、後編は少しレアなルールについて説明しよう。 今回説明するルールを覚えれば、競輪初心者は確実に卒業だ(バンクの名称編でも同じことを言ったのは秘密)。 前編のおさらいはこちら⇒ 斜行・蛇行の禁止☆斜行若しくは蛇行し、又はそのことによりふらつき等して、その結果次の支障が生じた場合 ①自ら落車し、又は他の選手を落車させた場合 ②自ら自転車を故障し、又は他の選手

競輪選手の級・班を知る!ランク付けはかなりシビア!?出られるレースも級班によって違う

競輪選手…それはプロ野球並みの超実力社会 これはどのプロスポーツにも言えることだが、競輪選手もやはり結果が全ての実力社会に身を置いている。 実力ある者は早くからスターダムにのし上がり、そうでない者は輝く時を夢見て順番待ちをする。そして、結果を出せなくなった者は戦いの場を去ることになる。 今回は、そんな競輪選手の階級について説明しよう。 競輪選手のランク付けは「2級6班制」 競輪選手は、強い順に「S級」「A級」にランク付けされる。プロ野球で言えば、S級が一軍、A級が二軍である

レースが始まるまでの流れを知る!選手紹介から払戻まで、競輪場に行く前に覚えよう

戦いはレース発走の約30分前から始まる 今回は、競輪の1レースの流れを説明しよう。 まずは、レースが始まる20~30分前に「選手紹介」が行われる。競馬で言うパドックのようなもので、選手は本番でラインを組む選手と並んでバンクを周回する。 新聞や予想誌、ネットにもライン予想は書いてあるものの、改めてファンの前で「今回はこんなラインを組んで戦います」と宣言するわけだ。 場合によっては、新聞やネットのライン予想と実際のラインが異なることもあるため、選手紹介は確実にチェックしておきた

競輪のライン構成を知る!3分戦?4分戦?コマ切れ?難しそうに見えて意外とシンプル!

競輪のライン構成競輪がラインを組んで戦うスポーツだということはすっかり定着したが、いざ実際のレースになってみると、どのような形でラインが組まれるのだろうか。今回は、レースでよく組まれるラインの形をいくつか紹介していく。 3分戦まずは、一番オーソドックスな形の3分戦。9車立てなら3人・3人・3人、7車立てなら3人・2人・2人とラインが3つに分かれる。 9車立て:←◎〇〇 ◎〇〇 ◎〇〇 ◎が先行選手 7車立て:←◎〇〇 ◎〇 ◎〇 自分から動く選手が3人いるため、比較的

競輪のルール編~前編~分かりにくい失格もこれを読めば解決!

競輪のルールは難しい? これは競輪初心者や初級者だけでなく、ある程度経験を重ねた中級者も時折こぼすセリフである。 「やっぱり競輪のルールはよくわからん。何が失格で、何がセーフなのか」 確かに速いレース展開を追いながらだと、どの行為がルール違反で、どれがセーフかはなかなか分からないだろう。 そこで今回と次回は、2回に分けて主な競輪のルール違反(失格になる行為)について簡単に説明していく。 なお、以下の項目の☆印は、競技規則・判定基準から抜粋したものである。 暴走、過度の牽

競輪の「ライン」とは何か?<前編>特殊な地域構成、結束の強さから「ライン」の正体を探る

選手はラインを組んでどう戦うか?前編ではどのように選手が「ライン」を組むかについて解説したが、後編では「ライン」を組んでどのように戦うかを説明しよう。 ライン戦を理解するためには、それぞれの選手がどのような役目を果たしているかを理解するのが必要不可欠である。 ラインの先頭~風を切り、後続を導く切込み役「ライン」の先頭を務める選手は、自ら風を切り、他のラインよりもできるだけ前に出ようとしながらレースを動かしていく。 一般的に、「ライン」の先頭選手は年齢が若く、体力や脚力が強

競輪の「ライン」とは何か?<前編>特殊な地域構成、結束の強さから「ライン」の正体を探る

競輪はラインで見るべし競輪を初めて見た初心者は、レースが終わった後に押しなべてこう言う。 「ラスト1周くらいは速くて凄かったけど、初めの方は何やってたのか全然わからん」 普通の自転車レースを想像していた初心者からすれば、一列に並んでゆっくり回るレースの前半は全く持って意味不明だろう。 レースの前半がゆっくり進むのには、2つの理由がある。1つは、先頭の誘導員を使って向かってくる風を避け、体力を温存するため。 そしてもう1つが、今回の記事の主役である「ライン」を組むためである