パタリーナと謎のお家

パタリーナ(今日もお掃除頑張りましょう...!)
パタリーナは今日もここたま活動に取り組んでいた
パタリーナ(いつもお掃除にくるこのお家...とても素敵ですわ...ここたまはいないみたいですけど...ここにここたまが住んでいたらどんな素敵な...あ)
パタリーナは四葉家の一件を思い出した
パタリーナ(あの方のことを忘れてはいけませんわ...)
パタリーナは気を取り直して家の掃除を始めた
パタリーナ(ふふ、我ながら素晴らしい出来ですわ)
???「あの」
パタリーナ(!...まさか...人間に見つかってしまった!?)
パタリーナ「パタタタ、パタタ、パーター」
???「面白いフレーズですね、僕はここですよ」
パタリーナ「え?」
???「はじめまして、僕は地球儀の神様「くるくるっと見つけだしましょうのみこと」プラネリスタって呼んでください」
パタリーナ(ま...まぁなんてイケメンなここたま...!)
パタリーナ「私は、パタリーナです」
プラネリスタ「パタリーナって言うんですね、いつもこのお家をお掃除してくださってありがとうございます」
パタリーナ「いえいえ、これもここたま活動の一貫ですから」
プラネリスタ「優しいですね、ところであなた「謎」はお好きですか?」
パタリーナ「はい!謎が深ければ深いほど興味が湧きます!」
プラネリスタ「そうですか、今少し困ったことがありまして...」

パタリーナ「どうしたんですか?」
プラネリスタ「この紙に書かれた謎が私1人の力では解けなくて...」
パタリーナ「見せてもらえますか?」
プラネリスタ「これです」
パタリーナ「えっと...途中何を書いてあるのかわかりませんわね...何か規則でもあるのかしら...そうだ!」
プラネリスタ「何か名案ですか?」
パタリーナ「お互いの魔法を使って謎を解きましょう!」
プラネリスタ「それはいいですね!」
パタリーナ「よし、それではまず私がこの紙を綺麗にしましょう!」
パタリーナは紙を綺麗にして暗号を全て見せれることに成功した
パタリーナ「これで暗号を見れますわね「9,12,15,22,5,25,15,21」...うーん、いずれ何かわかることはありませんね...」
プラネリスタ「今度は私が...!」
プラネリスタ「ここんぽいぽいここったま!くるくるターンでファインドイット!」
プラネリスタ「これは...アルファベットっとの関連があるのでは...?」
パタリーナ「アルファベット...?」
プラネリスタ「9はアルファベットの順番で言うと「I」になって...」
パタリーナ「...それを順番に解いて行けば、暗号が解けるというわけですね!」
プラネリスタ「恐らくは...」
パタリーナ「それではやってみますわ!」
数分後...
パタリーナ「なんとか解けましたわ...これを並べると...「I L O V E Y O U」...どういう意味があるのでしょうか...?」
プラネリスタ「よく解いてくださいましたね」
パタリーナ「え?」
プラネリスタ「この謎を作り出したのは私です」
パタリーナ「なんと...!」
プラネリスタ「...自分の口から伝えるのはなんだか恥ずかしくって...暗号にして伝えてみたんです」
パタリーナ「それで、この「I L O V E Y O U」というのはどういう意味なんでしょうか?」
プラネリスタはひざまづいてパタリーナに花束を差し出した
パタリーナ「まあ...!」
プラネリスタ「あなたが初めて私の家をお掃除してくださった時からずっと好きでした、どうかこれを受け取ってください」
パタリーナ「ありがとう...ありがとうございます....!」
パタリーナは涙を流して喜んだ
プラネリスタ「さて、行きましょうか」
パタリーナ「行くってどこへ?」
プラネリスタ「海です...私の夢は「大切な誰かと一緒に海を見に行くこと」なんです」
パタリーナ「まあ...ロマンチック...!でも、今から行ったら暗くならないですか?」
プラネリスタ「夜の海は月の明かりに照らされてとても綺麗なんですよ」
パタリーナ「そうなんですね...!」
プラネリスタ「それでは一緒に行きましょう」
パタリーナ「はい!」
パタリーナ(今日はとても幸せな日ですわ...!)
パタリーナとププラネリスタは手を繋いで海の方へ向かった

数時間後...
プラネリスタ「到着しましたよ」
パタリーナ「...!」
海はキラキラと輝いていて、とても綺麗だった
パタリーナ「とっても綺麗ですわ...!」
プラネリスタ「私...今まで写真でしか海を見たことがなくて...」
パタリーナ「え?」
プラネリスタ「海を直接見るのはこれが初めてなんです、そんな記念すべきこの日に、あなたと過ごすことができてとても嬉しいです」
パタリーナ「私も...あなたのようなイケメンと過ごすことができて...嬉しいです...!」
パタリーナは涙を浮かべながらプラネリスタに笑いかけた
プラネリスタ「光栄ですね、私のことをイケメンだと思ってくれてるなんて」
パタリーナ「誰がなんと言おうと私の中ではNo. 1です...」
パタリーナはプラネリスタに抱きついた
プラネリスタ「パタリーナさん...」
プラネリスタもパタリーナを抱き寄せた

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