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クラファン反省会。

こんにちは。三重県四日市市にございます自家焙煎珈琲豆『凛黎珈琲』
(リンレイコーヒー)の広報係です。
今回は皆様にお礼記事を書こう…と思ったのですが、忘れっぽい性格の広報係です。
今のうちに「反省会」をしておかないとどんどん忘れていってしまうので、今回はクラファン中の「やらかしメモ」を上げていきたいと思います。

①リターンの設定

これはもっと冷静に店主と話を詰めたらよかった…と反省しております。
Tシャツは故意にしていただいた三重県在住の書家・橋本眞衣子様が当店のために書いてくださった書をTシャツにしました。
書き方が本当に珍しく、またこの書は店主の目を見て書いてくださったものです(YouTubeで検索してみてください)。
店主が本当に気に入っている書をTシャツにしたらもっとかっこええやろう…と盛り上がり、作成してしまいました。
橋本様のご厚意にすっかり甘えてしまったところもあります。
しかし、目標金額に到達しなかったことで、かえって橋本様にもご迷惑をおかけすることになってしまったのではないのだろうか…と本当に反省しております。
またトートバッグ・マグカップについては、Twitterでたびたび登場していた当店専属画伯が屋号(ザルツマンコーポレーション)としてデザインしました。
当店オリジナルのトートバッグはご持参いただくと珈琲豆が10%増量
マグカップはテイクアウトコーヒーが100円引きになります。
そこは今まで通りなので、ご支援いただいた方にもサービスしたいなあ…と作成しました。

ですが。
グッズ系ってよくよく考えると…ほしい人ってほんとに少ないんです。

そうではなく。
当店は珈琲豆屋なので、もっと珈琲豆で勝負すればよかった。
これが一番の反省点です。


焙煎機修繕が目的のプロジェクトのはずなのに、余計なグッズを作って
おまいらやる気あるん? 
と突っ込まれても仕方ないところです。

いくらマグカップが珈琲との相性のいい薄口?だったとしても
いくら当店にトートバッグを持ってくと珈琲豆が増量するといっても
ご支援いただく方には関係ないお話ですし
そもそもトートバッグも本当にデザインがよくないとほしくないですよね。

実はリターンを決める時に「福袋化はやめよう」と話し合ったはずなんですが、終わってみて冷静に見直すともろ「福袋化」していた。
これが大きな敗因だったと思います。

②拡散のしかた

これも正直、難しかったです。
最初にSNSのフォロワー様すべてに以下の文章を送りました。

(すでに拡散・支援にご協力しただいた方には申し訳ございません。荒らし状態にしてしまうかも…とのお詫びも踏まえておりますので内容がうるさいことをご容赦ください。)

いつもお世話になっております。
お知らせとお願いがありDMさせていただきました。

当店の心臓部でもある焙煎機がかなり大がかりな修繕が必要となったため(修繕も難しいのですが…)このたびCAMPFIRE様にてクラウドファンディングを立ち上げることになりました。
リターン品として店主が今回のプロジェクトのために特別なブレンドを作成中です。
また今回のプロジェクトに際し、当店画伯が「Saltsman Co.」(ザルツマンコーポレーション)を立ち上げました。
その第一回作品としてポストカード・マグカップ・トートバッグをデザインしております。
よろしければこちらもお手に取っていただけたら幸いです。
さらに厚かましいお願いで申し訳ございませんが、お使いのSNSで拡散していただけたらうれしいです。

ご迷惑をおかけして大変申し訳ございませんがよろしくお願いいたします。
今後とも凛黎珈琲をよろしくお願いいたします。

拡散やご協力のお願いの気持ちがゼロだった…とは言い切れません。

ですがこのDMの一番の目的は

「お騒がせして申し訳ありません。」

のお知らせでした。

このご時世です。こんな厚かましいお願いのDMが突然来たら誰だって頭にきます。
しかも毎日毎日、うるさく「ご協力お願いします!」が埋め尽くされるSNSなんてぞっとします。(結果的にはそうなってしまいました)
なので、お願いより何よりSNSでお騒がせしてしまうことをきちんとお詫びしたくてお送りしましたが、これも後から読み返してみたら本当に高飛車で生意気なDMだったと思います。

送られて気分を害された方、改めてお詫び申し上げます。
本当に申し訳ございませんでした。
実際このDMについていくつかご意見をいただけたことは感謝しております。ありがとうございました。

ではどのような拡散が正解だったのか?
まだ結論は出ていません。
CAMPFIRE様の機能として「広告」があり、掲載する期間によって料金が変わります。
様子を見て広告をうつつもりでいましたが、(当たり前ですが)安い金額の枠は早々に完売してしまいます。そこも盲点でした。
その分も見越して「広告」を効率よく使われると効果はあるかと思います。

③参加方法

これもやってみて気が付いたことですが、「クラファン≠通販」ではありません。
通販だと会員登録なしで購入できる場合がありますが、クラファンはログインをしないと支援できません。
つまり、IDを作成しないと参加できないのです。
当店のお客様はご高齢の方が多く
「どうやって参加してええんかわからん」
というご意見を多数いただきました。

これはプロジェクトに参加される年齢層がお若い方だと難なくクリアできる問題かもしれませんが、当店は昭和の香り豊かな商店街の一角にあるせいか、そもそも「クラファン」のシステムがわからないというお客様がたくさんいらっしゃいました。
そしてプロジェクト終了間際になって「実店舗でやってくれへん?」「通販ではやらへんの?」のお声をたくさんいただき、現在『凛黎珈琲救出大作戦その2』として実店舗とオンラインショップの両方で継続中です。
最初からオンラインショップをもっと活用すればよかった…これはお客様の声から気が付いたことでした。

(そうそう…CAMPFIRE様でプロジェクトを立ち上げる場合、カード払い・携帯のキャリア払い以外の支援方法は前日の18:00にて締め切られます。
そこも頭に入れておくといいかもしれません。)

と、今回は「やらかしメモ」をまとめてみました。
まだまだ細かい「やらかし」はあったかもしれませんので気がついたら加筆していきます。
もしこれからクラファンをされる方のヒントになればうれしいです。


今回のクラウドファンディングは私共の努力不足で目標金額を大幅に下回ってしまいましたが、立ち止まっていては皆様にご迷惑をおかけする結果となります。
そこで「#凛黎珈琲存続作戦その2」として予約販売を実店舗とオンラインショップにて9/30まで行っております。
またこちらの記事を気に入った方は「サポートをする」をポチると、ご支援が店内の「凛黎珈琲存続作戦」募金箱へと直行します。
当店の心臓部・石焼焙煎機を守るためにご協力をよろしくお願いいたします。

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