見出し画像

残された憧憬

私は憧れる
健康なる風景に そして
私は憧れる
静かな朝の光景に

自分が自分であるために
どう生きてゆこう
真冬日の朝に
途方に暮れる

生きることは
闘うことではなく
主張することでもなく
たとえば ひとつの朝を迎え
たとえば 静かなよろこびを感じることだ

そんなふうに
私は一段ずつ
階段を下りてゆきたい

その途中で見えるもの
それはただひとつ 
私のなかに残された憧憬

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?