こんにちは、唐梨です。
今日は花咲つぼみちゃんの魅力について書こうと思います。
それでは早速いってみましょう。

花咲つぼみちゃんとは

プリキュアシリーズ第7作『ハートキャッチプリキュア 』の主人公です。主人公としては5代目。私立明堂学園に通う中学2年生。

2010年に放映されたアニメなので、もう10年以上前の作品なのですが、私にとってはとても感情移入できるキャラクターです。以下、なぜ惹かれるのかについて書いていきます。

主人公らしからぬキャラクター

なぜ私が感情移入できるのかというと、主人公らしからぬキャラクター設定だから。通常、主人公の女の子というと以下の要素が多いのではないでしょうか。少なくとも、プリキュアの主人公についてはそうです。

◎元気いっぱい
◎明るい
◎誰とでも分け隔てなく喋れるコミュ力
◎おっちょこちょい
◎天真爛漫
◎勉強は苦手
◎運動は得意　

そう、プリキュアの主人公は、戦隊モノでいうレッドと同じポジションなのです。しかし、花咲つぼみちゃんはこの中にあって異色です。そんなつぼみちゃんの特徴は以下の通り。

◎おとなしい
◎人見知り
◎ヘタレ
◎古風
◎運動は苦手
◎勉強は得意

決して暗いわけではなく、素直でおっちょこちょいなところは歴代主人公の要素を継いでいますが、それ以外は真逆の性質なのです。むしろ陽キャな主人公らしさは相方の来海えりかが引き継いでいます。

だからこそ変化が目覚ましい

そしてそんな性格だからこそ、つぼみちゃんは変化が目覚ましい。そもそも『ハートキャッチプリキュア』の第1話は、転校してきたつぼみちゃんが、この転校をきっかけに、新しい自分に変わりたいと意気込むシーンから始まります。それを端的に表しているのがタイトルで、その名も『私、変わります！変わってみせます！！』なのです。

勇気をもらえる女の子

結局、最初はどちらかというと来海えりかによって無理矢理イメチェンさせられるのですが。でも、それを受け入れ、徐々に自分の意思で変化していくつぼみちゃんは、本当に見ていて応援したくなります。自称している通り、たしかに臆病で引っ込み思案かもしれないけれど、確実に勇気ある女の子がつぼみちゃんです。

勇気って、大それたものじゃなくても、ちょっとメガネ外してみるとか、ちょっと大きめの声で挨拶してみるとか、そういうレベル感でも立派な勇気だと思うんです。その積み重ねで、勇気の瞬発力みたいなもの(迷ったら即行動とか)が身に付いていって、いざって時に必要な大きな勇気に繋がるんじゃないかなと。

最後に

いわゆる主人公らしい性格じゃなくても、主人公になることはできる。「こういう性格でないと主人公になってはいけない」なんてルールはどこにもない。そしてそれは現実の人生においても一緒。

つぼみちゃんは、プリキュア主人公のセオリーを覆す設定で生まれたキャラクターですが、だからこそ「女の子は誰でもプリキュアになれる」を体現する、ひいては「なんでもできる！なんでもなれる！」を体現する、プリキュア史において燦然と輝くキャラクターだと思うのです。