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【ハロプロ】心に響いたつんく♂さんの歌詞13選①

こんにちは、唐梨です。
今日は心に響いたハロプロの恋愛の歌詞について書こうと思います。
それでは早速いってみましょう。



つんく♂さんは女心の天才である

「つんく♂さんって、なんでこんなに女心が分かるんだろう?」

私はハロプロの曲を聴くたびにそう思ってしまいます。
それも、浮かれた中学生からめんどくさいアラサーまで、どの年齢フェーズ、どの性格タイプでも共感できるのです。よくネット上でも言われていますが、本当に心に乙女を住まわせている

そもそも私がハロプロにハマった一番の理由は歌詞です。もちろん、メンバーの可愛さ美しさカッコよさに、楽曲のメロディのすばらしさもあることは間違いありません。それでも、やっぱり一番は歌詞なのです。
「そうそうこの気持ち!これをよくぞ歌詞というフィールドで言語化してくださった!」
「この絶妙な心の機微は、散文より韻文の方が伝わるもんね!」
と毎度あっぱれな拍手を送りたくなるのです。

ここでは、そんな数ある名作の中から、特に個人的にグッときた歌詞たちセレクションをお届けします。

⚠️個人的にグッときたものということで、かなり恋愛についてあけすけに書いているので、気にならない方だけお読みください。何卒ご了承いただけると幸いです。



モーニング娘。『モーニングコーヒー』

①モーニングコーヒー飲もうよ 二人で

のっけからあけすけな話で恐縮なのですが、こちらは初夜に関する歌詞ですね。付き合っているけれど、まだ深い男女の仲までは進んでいないカップルが、晴れて結ばれるまでのやきもきを描いた楽曲。

アイドル曲で、ましてメジャーデビュー曲で、初夜についての歌詞があてがわれることにもびっくりですが、それに違和感を感じさせない爽やかさがあるのが、つんく♂さんのすごいところ。

そうなのです、私がなぜこの歌詞を選んだかというと、一番ストレートに言っているのに一番爽やかな言い回しだから

世間一般的に、男女の仲になるための常套句として思い浮かぶのは
「ウチでDVD見ようよ」
「帰したくないな」
「もう1件だけカラオケ行かない?」
「どこかで休もうよ」
などなどでしょう。

どれもド直球な言い回しは避けている、でも本当は何をしたいのかは暗黙の了解で伝わる。そんな常套句。そしていずれも「朝までいたい」とは一言も言っておらず「ちょっとの延長」つまり「あくまで『今』の夜を引き延ばしたい体裁で話していますよ」というセリフです。

そこへきてこの歌詞。
めちゃくちゃドストレートに「僕はあなたと朝まで一緒にいたい=朝までいられる深い仲になりたい」と言っている。「真っ正面から堂々と『未来』の朝の話を提案している」のです。

なのに!にもかかわらず!「モーニング」「コーヒー」という、爽やかなイメージが浮かぶ単語を二つも重ねているおかげで、全くもってやらしくない。なんなら曲の視聴者のイメージも、最中をすっ飛ばして一気に事後までワープ。爽やかな朝の風に白いカーテンがなびき、天気も快晴、丁寧にドリップしたコーヒーを彼女のために淹れる彼氏、という絵に描いたようなド建全な情景が浮かびます。むしろ前者のセリフたちの方が、下心が透けて見えてきますね。

さらに、文字通り「モーニングコーヒーを一緒に飲む約束」もしているので、不毛な恋愛でありがちな「コトだけ済ませて終電で帰る」「朝までは一緒にいるものの、一緒に朝ごはんを食べるなどのデート感はなく事務的に帰る」といった心配も未然に防いでくれています。「僕はあなたの体だけが目的なのではありませんよ。一緒にモーニングコーヒーを飲む時間を過ごしたいくらいに大切にしたいと思っていますよ」と暗に言っているのです。なんというダブルメッセージ!!!

このように「男女の仲になる」ことの生々しい部分を一切排除して、少女漫画的ときめきだけを抽出する、そんな大技をさらりとやってのけるつんく♂さんに脱帽なのです。



モーニング娘。『サマーナイトタウン』

②大キライ 大キライ 大キライ 大スキ

私は良くも悪くも馬鹿正直なところがありまして、恋愛に対して器用なタイプではないです。もっとも、不器用だからこそハロプロの歌詞が刺さっているわけな気もしますが。

ではどう不器用かというと、思っていないことは言えない。なので「好きな子をわざといじめる」とか「ホントは引き留めてほしいのに、いや引き留めてほしいからこそ『もう帰る』って言っちゃう」とか、そういうことができない。

なので、そういう類の話を見聞きするたびに
「好きなら好きって言えばいいのに」
「引き留めてほしいなら最初からそう言えばいいのに」
と思ってしまう、情緒のかけらもない残念な思考回路でした。

そこへきてこの歌詞。実はこの歌詞は、前述のような私に対して知人が教えてくれたフレーズであり、この歌詞のおかげでようやく
「なるほど、世の中私のような思考回路の人間ばかりじゃないのか」
「むしろ自分の価値感がどこでも通用すると思っていた私が、視野が狭かったな」
「もっと人の心の機微に寄り添おう」
と思えるようになったのです。言葉を文字通り受け取ってしまう癖をやわらげてくれた、大切な歌詞です。



まとめ

まだ歌詞2個までしか紹介してないのに、意外な文字数に。
この、勝手に読者に分析させたくなっちゃうスルメっぷりこそが、つんく♂さんだなぁと思いました。
まだまだ残りもいきますよ〜!
よろしければお付き合いくださいませ♡

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