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#5 2023年シーズンを振り返って なぜ低迷したのか その4


皆さんこんにちは!

引き続き今シーズンの反省をお伝えします。前回はストレートに特徴がなかったことをテーマにしました。今回は制球面、いわゆるコントロールはどうだったのかという点に注目して見ていきます。

意外にも四球率は高くない


皆さんコントロールが良いピッチャーと言うとフォアボールの少ないピッチャーをイメージすると思います。そこで1試合あたり何個の四球を出すかというピッチャーの指標であるBB/9で、高知FDに入団した2020年から私の与四球率を見てみると


平間凜太郎 BB/9

2020年 3.77(45.1回 19与四球)

2021年 2.38(41.2回 11与四球)

2022年 2.26(107.1回 27与四球)

2023年 2.13(50.2回 12与四球)



成績が悪化したのにも関わらず、なんとフォアボールは出さなくなっているのです。という事からストライクゾーンに投げ込めていた事が分かります。


コマンド能力とコントロールの違い


皆さんコマンド能力と言う言葉を聞いたことあるでしょうか?MLB(メジャーリーグ)でよく使われる言葉で、ピッチャーがどれだけキャッチャーの構えた位置にピンポイントで投げられているかを指す言葉です。ゲーム🎮が好きな方だと使われてるかも知れません。
そして意外と思われるかもしれませんが、MLBでコントロールとは、ストライクゾーンに投げられる能力の事を指します。

ストラックアウトの例

分かりにくい方もいると思うので、下に皆さん一度は見た事があるであろうストラックアウトを参考にしてお話ししたいと思います。9枚の的を狙って当てていくストラックアウトでは書かれた数字を狙って投げる事が大切ですよね!

ストラックアウト


1番の的を狙って1番に当てる事が出来た❗️
コマンド能力が良い⭕️

1番の的を狙ったが、他の数字の的に当たってしまったり、緑の枠に当たってしまった❗️
コントロールが良い⭕️

1番の的を狙ったが、どこにも当たらなかった
コマンド能力もコントロールもできていない

となります。
今シーズンを振り返ると主に左打者のインコースのストレートのコマンド能力が高くなく、インコースを狙っても真ん中や外角に外れてしまいました。それを踏み込まれて、逆方向へのヒットを打たれるケースが非常に目立ちました。
インコースにコマンド能力良く投げ込めれば、打者は簡単には踏み込んで来れません。
以上のことから、ストレートのコマンド能力の向上が課題ということが分かりました。

今回もご覧いただきありがとうございました‼️


次回は少し肩の力を抜いて、オフシーズンの過ごし方をお送り致します!
この様に毎回堅苦しい話題ばかりではなく、気楽に読める日常的なお話もお届けできればと考えています。

次回もお楽しみにお待ち下さい🙇

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