「願立剣術物語」を読んでみました。
原文
柳の風になびくに似たり。
その根っこあしありて能く土にからみ本動かず。
性備わって梢にまでひとしくもるる処なし。
人の中央は腹なり。
腹動かずこれ土なり。
腹腰は梢の風になびくことなし。
我知らず所作を継ぐことなし。
解釈
柳が風になびくことに例える。
その根はよく土にからみ動かない。
木の性質は備わっていて、例外の場所はない。
人の中心は腹である。
腹が動かないように土にはった根のようにする。
腹と腰は柳の枝のように風になびくことはない。
全ての動きは意識しなくてもつなぎ目がない。
コメント
柳の枝が右になびく
風向きが変わり左になびく
また風向きがかわり右になびく
風向きが変わりまた左になびく
柳はそこにあるだけ
風を巻き込んでなびいているだけ
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?