2002年からの武術エッセイ
武術をやりたいと思って、ずっとやりつづけてきました。
なぜかというと、べつに悟りたいとかじゃなく、サムライのようになりたいとかじゃなく、ひとをびっくりさせたかったからです。
なにをやってもうまくいかないじぶん。
なにをやっても不器用で、いつもひとに負けていたじぶん。
そんなじぶんがいやで、なさけなくてきらいでした。
でも、そんな自分じゃいやだったから、ずっとひとからばかにされているのがいやだったから、ひとがびっくりするくらい強くなりたい、ひとがまねできないほど、びっくりする