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八ヶ岳

noteに書いている時間がなかった、と言い訳。直近で6/20のこと


前日夜に行き先が八ヶ岳と分かった。仕事でン年前に行って以来。土地勘もなくルートを知らべる暇もなく、さっさと仕事を終わらせて用意して寝る。自粛解除の渋滞回避で3時半起床、4時出発


幸い渋滞はまったくなく、デポ地の道の駅こぶちざわへ6時半過ぎに着いた。ほぼ快晴、12~3度くらい。夏ジャージにジレを着て出発。八ヶ岳を1周する夫には到底ついて行けないので、ルートはSTRAVA任せ。「80㎞、平坦、路面指定なし」で推奨された道のり。どこを走るのかまさに風まかせ




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清里ライン。●●ラインという道路が妙に多かった。登り始めてすぐ、リスを見かけた。この2週間前に行った日光ではヘビしか見なかったので、さすが清里、オサレ…と感心(違) その昔、戦へいち早く駆け付けるために武田信玄が作ったという道…昔、山登りをやっていた夫はこの道で八ヶ岳から降りて来たというけど「まっすぐじゃなかった」。あらそう…


ゆるいアップダウンで眺望がひらける





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牛!馬!だ!とひとりテンションが上がる。右手には蒼い富士山。南アルプスの山々。出発時からこの先しばらくずーーーっと誰もいなかった。時折、クルマが通り過ぎるくらい。大声出しても誰もいないから大丈夫(=へんなオバサン) 叫びながら下れるのは最高のストレス解消


下り基調になり左折。道なりに行くと国道に出る。幹線道路はイヤだなあと走っていたら、JR最高地点の野辺山高原駅前に出た…あれ?長野県???




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あとでルートを見なおすと、この日は山梨県~長野県~山梨県とぐるりと回っていた。一面のレタス畑で道の名前は信州サラダライン(正式名称は信州サラダ街道というらしい)




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絵のような高原の風景。

そして時々クルマとすれ違うだけで、本当に誰もいない。遠く畑の向こうで作業している方くらい。自転車は…3人くらい会った。10時過ぎ、お腹が減ってレタス畑の脇でカロリーメイトなんかで補給





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高原?峠? まあ、山梨県に帰らないといけないから峠を越えるだろうなあとSTRAVAがナビする通り進んでいく。気持ちよい




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さて…いつの間にか山越えて長野県に入ったわけで、あの山を越えていくんだろうなあと気を取り直して登っていく。勾配10%くらいになるとひーこら登っているから極遅。すると脇のレタス畑から警報音が鳴り響く。どうやら盗難防止のよう。怪しい(遅い)人ですみません…山の中を登っていくと頂上に「北杜市」の看板。これが信州峠だった。ここを下ると甲州へ。なぜかマイカーがたくさん止まっている。トレッキングのメッカなのかな。降りる




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山梨県側のほうが勾配がきつかった。下りでよかった…看板によると左手は「瑞牆山」らしい。それ以前も「秩父」とあった。埼玉???あとで夫に聞いたら、奥秩父連峰の山らしい




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奥に見えるのがそうかな。私には懐かしい妙義山と同じ岩石でできている山しい。私は右へ行く。そのまま下り続けるかと思ったら林道を行けと言う




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…軽トラが1台追い抜いていく。清里ラインも信州峠もそうだったけれど標高1200mくらいのところではクマゼミが一面で鳴いている。2週間前の日光と同じだ。登ってひたすら降りていくと、今度は「ラジウムライン」という道




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トンネルを抜けたら、脇に通行止の道。後で調べたら、ラジウム泉の増富温泉へ至る山道らしい。さっきの看板を左に行くと温泉だった(写真見たら標識に書いてあったよ)。夫曰く金峰山~瑞牆山を縦走してきて増富温泉に一泊するのが定番なんだって




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STRAVAナビによると路傍に湖とダムがある。11時過ぎ、そろそろお腹も減って来たし見物していくかなと寄ったら、ここも、見事に、誰もいない。自転車はおろか人も車もいない。元からひとりで走るのが好きだけど、自分以外の誰もいない…パラレルワールドに来たような心地になる

あいにくランチ営業時間にはまだ早く、ここまで下りて来れば下に集落か店があるだろうと思いながら、さらに下っていく

そんな目論見は甘かった

どこまでいっても山、山、畑、水田、たまに数軒のお宅。そして山、川…素晴らしい景色で、やっと自販機発見

スマホの充電残りはあと30%くらい。持ってきたバッテリーを使いつつ、まあ電話さえすれば回収車=夫もいるし(ヒドイ妻) なんとかなるなと頭の隅でちょっと思いつつ下り登り…もう一回自販機に寄り、最後のカロリーメイトを食べつつオロナミンC。自転車時に飲むのは初めてだよ

須玉~長坂ICを越えて小淵沢方面へ戻る

標高700mくらいにまで下がってきていたから暑い。28度くらい。あと300mくらい登り返さないとならない。ようやくコンビニもある街中に入って来たけど、時間がもったいないのとこれくらいならハンガーノックにはならなそうだなと思いつつ、日陰のない道を上り下り走る

セグメントが切ってある妙な路地に案内されるので迷う…頭にきてSTRAVAを切り、MAPにして道の駅を検索しつつ走る、けど案の定迷って草刈りしている小父さんに道を聞く。あと3km

ようやく森林めいた小淵沢エリアに入り、リゾナーレを経て道の駅に到着。ひと足先に夫も着いていた。最後の10kmくらいは大変だったけど、この日も本当に清々しく、うつくしい、初夏の一日だった。→75㎞ ↑1550m





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