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私の恋愛 成長物語 ✩第3話✩ 失恋からの学びと覚悟

私の恋愛と、恋愛を通じた成長の物語を綴っています♪

✩第1話✩ ダメダメ恋愛からの卒業

✩第2話✩ 初めてのフランス人の彼



運命の人と信じていた彼から、切り出された別れ

スピリチュアルを学び、

こんなにも真摯に自分と向き合ってきたのに、

一体何がいけなかったと言うのか…


全てが信じらなくなり、

この生きにくい現実世界を、恨み嫌いそうになった

だけど恨み嫌えば、自分が苦しくなるだけ

私はこの失恋が教えてくれたことに着目して、

立ち直るしかなかった


本当はわかっていた

彼と一緒にいたときから、

彼が私を愛し、大切にしてくれるほどに、

私は自分で自分を愛し、大切にできていない


私が彼との関係の中で私が学ぶべきことは、

自分で自分を愛すること

自分で自分を大切にすること

なんだと


大好きで愛おしくて仕方なくて、

手放すのが怖い 大好きなその彼は、

本当は私自身で、

私が私自身をもっと愛してほしい証

なんだと



好きな人ができるとつい、

嫌われるのが怖くて、思ったことを言えなかったり、

自分の思いがわからなくなって、相手に合わせてきた私

自分のことよりも、彼のことや、

ふたりの関係を上手くいかせることの方が大事だった




だからきっと、自分を大切にすることが、

まだまだ十分にできていなかったんだと、

私は自分の心の声を聞き、満たすことに、

再び集中していった



同時に、

まだまだ大好きな彼のことを 

私は忘れようとしていた

だけど、忘れることなどとても不可能で、

忘れようとすれば、苦しいばかりだった



そして、あるとき、気がついた

彼を忘れようとするということは、

自分の気持ちに嘘をつくこと


大好きな彼への気持ちを否定することは、

自分を否定することと同じなんだ



だから、 

忘れようとなんてしなくていい、してはいけない

彼を好きでいることを自分に許そう

そう心に決めた



そもそも、

「フラれたら忘れなきゃいけない」

って、いつ誰に教わったのだろう??

少なくとも過去の私は、当たり前にやってきたけど、

この考えがどんなに自分を苦しめるものか、

はじめて気がついた



無理に忘れようとするよりも、

「好き」という想いを噛み締め、

共に過ごした時間を愛おしみ、

涙することのほうが、よっぽど美しく、 

そしてパワーを与えてくれる




片想いだって、いやむしろ、

相手に何をも求めない 片想いだからこそ、

本物で、純粋で、愛おしく、美しい

そんな風にすら思えるようになった







こうして私は、少しずつ自分を癒し、

自分を取り戻し、

失恋から7ヶ月後、

ようやく、ひとりパリを訪れ、

1ヶ月の滞在をすることを決意した


彼に会えないフランスに行くのは怖かった

だけど、彼のために大好きなフランスを諦めることは

やっぱりできなかったし、違うと思った









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18年ぶりに訪れたフランス、パリ

私は一瞬にして恋をした


「フランスにいる」というだけで、

魂が満たされ、幸せだった

すべてが居心地がよく、快適だった


数日後には、もう確信していた

「私は私をここに住まわせてあげなければならない」

「私が進むべき道はここしかない」

と‥




ところが、強い確信があるだけに、

それをどう実現できるのかわからない不安、

そして、彼への未練がまだあることが、

私を戸惑わせた





そして私は、

その「彼への未練」というものの実態は、

もはや、 依存 というものであったことを、

認めざるを得なくなっていった


彼がいさえすれば、

大好きなフランスに住むことができる

住む場所があって、将来の心配もしなくていい

ビザの心配も、言葉の心配もいらなければ、

お金の心配も減る



私は彼の存在に、

自分の夢までをも重ねていた



 

彼はもういない





じゃあどうする??





そして、

私の中に思いが湧き上がった



「自分の幸せを誰かに委ねるような生き方は、もう卒業する」



「私はもう誰にも寄りかからず、自分で自分を幸せにする」



美しく荘厳なノートルダム寺院の、

神聖な空間の中で、

私は自分に誓いを立て、

必ずや自分をフランスに住まわせてあげることを

自分に約束した


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(つづく)

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