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不思議の国のアリス

私には昔から変わらず好きな作品があります。
今回はその中でも一番長く見続けている作品についてお話ししようと思います。

『不思議の国のアリス』

おそらく皆さんがご存知のタイトルだと思います。
作者はルイス・キャロルで、好奇心旺盛な女の子アリスがウサギを追いかけて不思議な世界で不思議なキャラクターたちと交流するお話しです。
といっても、私が好きなのはディズニー映画の方でした。(小説の方も好きです。)

『不思議の国のアリス』のどこが好きなの?と聞かれるといつも返答に困ってしまうのですが、現実世界には絶対に起こらないことが起きる世界で、アリスが次に何に出会うのか、どんなことが起きるのか、アリスは元の世界に帰れるのか、ずっとワクワクしながら見れるあの世界観が好きなのだと思います。
好きな理由がきちんと言語化できていないのに、今でも『不思議の国のアリス』のデザインを目で追ってしまったり、ご飯を食べながら見ようと久しぶりに映像を流してみれば、見終わってもご飯が食べ終わってないくらい熱中してしまうので、この頃は私のアリス好きは本能なのだと思うようにしています。

おそらく3、4歳くらいの時だったのですが、毎日のように母に『不思議の国のアリス』のビデオを流して欲しいと懇願していました。
しかし、その頃の私は「アリス」が言えず「アイスがみたい」とずっと言っておりました。母はそれに対して「昨日見たでしょ」と言ってみれば「アイスは買ってこないとないよ」と言うときもありました。
後者は恐らくアイスクリームの話だと思うのですが、母に聞いても覚えていないようで当時も今も母は何を言っているんだ?と困惑しています。

母は母で、私が「チェシャ猫」という危険色を身にまとった何が言いたいのかやりたいのかよくわからないキャラクターを好んでいたことを大分不思議に思っていたようで、「なんであの猫が好きだったの?」と今でもたまに聞かれます。
このキャラクターが好きな理由もいまだに言語化できていないのですが、自由気ままに生きているのにさりげなくアリスを助けてくれたり、自分の世界を持っているところに憧れていたのかなと思います。

こう考えてみると、私は自由であったり、非日常を感じられることが好きなのかもしれませんね。

余談なのですが、趣味を問われれば読書と答える私ですが、好きな作品を聞かれるといつも返答に困ってしまいます。
なぜなら私が好きな二大作品が『不思議の国のアリス』と次回お話ししようと思っている『星の王子さま』なので、この二つを答えるとメルヘンな人間だと思われるからか、微妙な反応をされることが多いからです。
この頃は小説が好きそうな人には夏目漱石の『こころ』、小説を好まなそうな人にはロバート・キヨサキ氏の『金持ち父さん、貧乏父さん』、わかってくれそうな人には『星の王子さま』などその時々で答えを変えるようにしています。

自分がなぜその作品が好きなのか言語化するのって難しい上に少し照れくさいですね。

次回は『星の王子さま』についてお話ししようと思っていますので、興味を持ってくれた方はまた読んでいただけると嬉しいです。

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