超大作!思い出のアルバム
過去にも未来にも、この時を超える誕生日プレゼントはありません。ナマズ(=旦那)の喜ぶ顔が見たくて創り上げた超大作が、我々夫婦の思い出の品となっています。
今週のテーマは「思い出の品」
こちら、表向きはふたりの思い出アルバムです。ページを捲る度に、出会った頃のデートや旅行の思い出などが写真と共に蘇る。そんなアルバムを装っています。
しかし、にしては分厚い。直近で行ってきたフランス旅行の写真が、冒頭4ページで終わってしまっては、あと何が残っているのだろう?
うふふ。これはふたりの思い出アルバムであって、ふたりの思い出アルバムではありません。
次のページを巡り始めると、全貌が明らかになっていきます。
これは、もしや!我々が所属していたボランティア団体の方々のメッセージ付き!?
同期や後輩からお祝いメッセージと「ナマズのいいところ」やら「ナマズのカッコいいところ」のテーマを元に、一言コメントをいただきました。
ナマズに向けたみんなの笑顔溢れる写真も付けています。このアルバム、私が欲しい。
そして続く、封筒の嵐。
誰から?と中身を見てみると、すでに卒業された先輩や、職員の方々からの直筆のメッセージ。中には、私と接点ないよね?という方にもお祝いの手紙をお願いしました。
これにはナマズもびっくり。そろそろ泣き顔が見れるのでは、とナマズ顔を期待していましたが、喜びの表情からは涙一滴たりとも落ちていません。
いや、大丈夫。ここでまだアルバムの中盤です。折り返し地点。涙のスイッチは至る所に仕掛けてあります。
次のページをみると、おやおや?
私のテリトリーを超え始めました。
それは、ナマズの高校・大学時代のお友達からのお祝いメッセージです。お題は「ナマズとの思い出ベスト3」
幼稚園からの幼馴染くんのお祝いは、まるまる1ページ使って盛大に飾り付けをしました。
どうどう?涙ポタッてくる頃じゃない?
そう思っているのに、ナマズは顔を赤らめ、照れ始めました。涙のナの字もない。
ならば、最終兵器だ!と友達ゾーンを抜けた先に待っていたのは、愛する家族ページです。
今回、結婚前にも関わらず、ナマズのご両親と妹ちゃんに協力していただき、お手紙を書いてもらいました。
ご家族の集合写真と愛あるお手紙。これは感動の最高潮ですよね。私だったら込み上げるものがある…と思いきや。
「凄すぎるよ、これ。
嬉しいよ、すんごい嬉しいんだけど、
凄すぎて、ちょっと引いてる」
!?
ひいてる!?
なるほど。私の愛が行き過ぎてしまったようです。これが、重い女ということでしょうか?ガクブルガクブル。
まさか、社会人になるタイミングの誕生日に、ここまでてんこ盛りなアルバムを彼女が用意するなんて、びっくりドンキーって感じだったんですね。
最終ページには、私からのおまけと協力してくれた方々の名前をエンドロールのように載せました。
ご協力者、総勢67名!
ナマズの愛される力が人数に出ております。私がお願いをした時、全員が「いいよー!」と言ってくれたり、友人パートや家族パートは、代表者の方が取りまとめてくれたり。私一人じゃ、決して創り出せないプレゼントでした。
これ以上の全力は私の中に残っていなかったので「今後、これを超えるプレゼントは期待しないで」と伝えています。
あれから何年も経ちますが、やはり思い出のアルバムを超える品は、創り出せておりません。あの時のエネルギー、恐るべし…。
ちょうど、先日ナマズの誕生日でした。久しぶりにふたりで、この思い出の超大作を眺めましたとさ。
前回の夫婦エッセイはこちらです。
旦那がなぜナマズなの?と気になった方へ。
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