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はじめまして。最終回

フランス語学科卒 → チラシ屋さん(寿司じゃないよ)→ 郵便屋さん、そして…

スキーを通じて知り合ったある仲間が、ある時唐突にこう誘ってきたんです。「スイスで働いてみる気はないか」ーーー「へ?働いてみる気は、、、なくもないよ」

2003年の5月、私はスイスのグリンデルワルトという山岳リゾートにいました。アルプスの高山植物が咲き乱れるこの時期に日本人の観光客(主に高齢者)がスイスにわんさかやってくるなんてことはつゆ知りませんでした。彼女ら(女性が多い)を引き連れてお花やお山の紹介をしながら2時間ほどお散歩するのが仕事です。

慣れてくると、次第に別のリゾートにも出張させられるようになりました。マッターホルンで有名なツェルマット、フランス語が多少はできるということでお隣フランス、モンブランで有名なシャモニ。さらに慣れてくるとちょっと遠いけどイタリアはドロミテ、オーストリアはザルツブルクにインスブルック。ハイジの国から最後はドレミの歌です。

ちなみに冬はですね、日本から来たスキー客と一緒に滑って、お昼には美味しいレストランへ案内するというのが仕事です(特にイタリアはゲレ食うまい)。冬と夏の間にはシーズンオフがありまして、フランスのアヌシーという湖と山が美しい街に語学研修に行ったりもしました(自費です)。

そうこうしてるうちに40歳になっていました。このまま季節労働を繰り返していていいものか悩み、ツーリズムの世界が自分にはそこまで合ってないなと感じていたこともあり、その年の夏を最後に京都に帰ってきました。

さてこれからどうしたものか。。。とりあえずスイスでスキー中に脱臼した右肩を手術して、入院のベッドで考えていました。今からサラリーマンは無理だろう…でも旅行会社と多少のつながりはできているぞ…いやいやツーリズムからは足を洗うのだ…やはり手に職をつけるのが王道か…

(中略)手術後の肩の装具をつけたまま、私は京都の某医療系専門学校の柔道整復学科のAO入試を受けました。きっと自分はクラスで最年長、かと思いきや、さらに上が2人いてホッとしました(笑)。

これで自己紹介は終わりです。




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