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マーケティングを仕事にする上で重要なnつのこと

なんかありがちなタイトル。
「なになにオススメなこと3点!」みたいなやつ。

nと濁らせたのは、別にそんな思いつかないし、なんなら、昨日OB訪問受けてて「マーケティングに必要なことって何ですか?」って聞かれたので、改めて思考整理という意味で書こうと思いました。


P&Gのマーケティング出身×米大学のMBA取得、というのは一種のパワーワードです。こんなん来たら、もう太刀打ちできません。なので、マーケ人生歩みたかったらまずP&G行きましょう。

と、まあP&Gとは全く縁のない僕が言ってもあれなので、昨日話したのは2つです。
※学生向けなので、すごい基礎的な話です。

1.視野を拡げ可能性を洗い出せ

例えばブログメディアを立ち上げようと思って、どういうUI/UXにしようか考えるにあたって、元々ブログ書いてるユーザーをターゲットにして、その人達がどのブログメディアよりも使いやすいサービスを作ろう!と思ったとします。

でも、一概にブログ書くユーザーにしても、書くモチベーションは様々で。頑張って洗い出してみるのと、

・情報を発信したい
・自己顕示欲を満たしたい
・自分の存在をアピールしたい
・日々の出来事の報告
・忘れないようにメモっておく
・日記の代替
・文章にする力を鍛えたい
・自分のWebサイトを構えたい
・商品を宣伝したい
・流行に乗っかって取りあえずやってみる
・愚痴/不満の掃き溜め
・小説を書きたい
・暇つぶし

重複する部分もありますが、微妙にニュアンス違うのも含めると、5分ぐらい考えただけでも、これぐらいの使われ方が考えられます。これらは、通常業務であれば、例えばみんなで集まってポストイットとかで書きまくります。

なので、例えばあなたがブログを書く理由が「自己アピールのツールとして」であった時に、あたかもそれが一般的なブログの使われ方だ、と思い込んで、その方向性で突き進んでいくと、全然使われない、でも自分にとってはすごいいいサービスなのに。なんでだ、もっとこの辺こう変えるか、みたいな小手先の改善に走り本質的なことを見失うわけです。

こんなん当たり前だよ、と思うかもしれませんが、いざ自分が当事者となって事業を持った際には、とにかく自分のサービスについての思い入れが強すぎて、自分愛に一辺倒になってしまう場合もあります。これは実体験としての失敗談です。

なので、まず「洗い出す」力、というのは重要です。


2.圧倒的な情報強者であれ

これは、洗い出しに連動するところなのですが、洗い出す上で、そもそも色んな人や価値観を知る必要があります。結局、他人が分からないと、可能性の洗い出しなんてできません。

本やWeb記事を漁るのもそうですが、僕はそれよりもっと自分の時間消費のシェアとして重要視しているのが、実際に対象となる商品を使いまくることです。自分がペルソナの一人になりきるわけです。

例えば、僕は元々アプリのゲームとかアニメとか、とにかくサブカル一般に対して全然理解がない人でした。

でも、前職で「ガールフレンド(仮)」(まだ存命してる!)というタイトルのマーケ担当になった時、これはもう何から何まで知らないとヤバイぞ、となり、とにかくゲームをやりまくり、年末年始アニメはまどマギからスタートし1日3色デリバリーピザみたいな引きこもり生活を経験して、とにかく自分オタク化計画を実行しました。おかげさまで、当時の声優はサラサラ言えるようになったし、もはやリアルに声優と結婚したい願望が湧いてくるようにもなりました。

結局、「好きを仕事にする」のではなく「仕事を好きにできる」能力というのは、ある種マーケティング人材にとって推奨されるスキルなのかもしれません。

一方で、これもやりすぎると主観的になってしまうので、あくまで自分はこういうところに面白みを感じている、でも他の人はこういうところに楽しみを感じるポイントもある、というのを俯瞰的に捉える力が重要です。


と、まあなんかこんな感じの話をダラダラと回答していて、役に立ったのかどうかは分かりませんが、少なくとも自分は話しててこういうこと考えてるんだなー、と自己分析してました。

学生と話すのは、いつも何かしら得ることも多いので、これはこれでまさに「他人を知る」という意味でも、合間ぬって意識的に機会を作っていきたいですね。

いつも読んでいただいてありがとうございます。サポートいただいた金額は、常日頃の感謝を込めて妻への労いに使用させていただきます。