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好きな音楽についてのあれこれ

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主にせっせと書き溜めたInstagramからの抜粋 https://www.instagram.com/riowarai/
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安田成美の歌唱力の毀誉褒貶

風の谷のナウシカ 84年1月25日リリースのデビュー曲、オリコン10位 映画の主題歌になるはずが、ボツにされ、作品の中では流れない、言い訳がましいシンボルテーマソングという扱い(これ以前にこのような扱いを受けた曲があったのかわからないが、これ以降作品中には流れないイメージソングなるものが定着した)となった苦肉の名曲、細野サンはいまだに使われなかった理由を聞いていないとのこと、色々な説はあるにしても、宮崎駿(監督)と高畑勲(プロデューサー)が気に入らなかったから、としかいい

早瀬優香子で眠れない

サルトルで眠れない 86年1月25日リリースのデビューシングル、オリコン86位 『あばれはっちゃく』は観てなかったので子役時代は知らないし、そこから改めて歌手デビューした経緯もわからない、ただ所謂アイドル臭は消してて、女優~歌手兼業的な意味でも当時影響力のあった戸川純を参考にしつつ、秋元流に仕立て上げたんだと勝手な憶測、戸川純はホンモノだけど、こちらはやらされてる感、当時この曲のPVを見て(深夜の歌う天気予報的なやつだったかも)、これまた胡散臭いやつが出てきたなと、アン

追悼・高橋幸宏 ▶︎ LP or 12インチ編

音楽ライターではないのでレビューとか偉そうなものではないですが、 各盤についてのあれこれ 興味がある方は各々Instagramのページでお読み下さい🙏 1973年 『SADISTIC MIKA BAND』サディスティックミカバンド 1974年 『黒船』サディスティックミカバンド 1977年 『ベストメニュー』サディスティックミカバンド 1978年 『Saravah!』高橋ユキヒロ 1980年 『音楽殺人』高橋ユキヒロ 1981年 『NEUROMANTIC/ロマン神

追悼・高橋幸宏 ▶︎ YMOのライディーン

シングル「ライディーン」(ALR-701) 80年6月21日リリース アルバム『ソリッドステイトサヴァイヴァー』よりシングルカット 作曲:高橋ユキヒロ 編曲:イエロー・マジック・オーケストラ オリコン最高15位 B面「コズミック・サーフィン」(LIVE at LA 1979) シングル盤リリースに先駆けて「夜のヒットスタジオ」に初出演(1980年6月2日)、「テクノポリス」と「ライディーン」を連続で演奏した(散開LIVEのようなメドレーとは違う)、いわゆる音楽雑誌を読むよう

追悼・坂本龍一 ▶︎ LP or 12インチ編

音楽ライターではないのでレビューとか偉そうなものではないですが、 各盤についてのあれこれ 興味がある方は各々Instagramのページでお読み下さい🙏 1978年 『千のナイフ』 1979年 『サマーナーヴス』 『KYLYN』(渡辺香津美) 1980年 『B-2 UNIT』 1981年 『左うでの夢』 1982年 『アレンジメント』 「Bamboo Music」(+ David Sylvian) 1983年 『戦場のメリークリスマス』 「Life in Japan

追悼・坂本龍一 ▶︎ 7インチシングル編

音楽ライターではないのでレビューとか偉そうなものではないですが、 各盤についてのあれこれ 興味がある方は各々Instagramのページでお読み下さい🙏 1978年 千のナイフ / プラスティックバンブー 1979年 トーキョージョー / マザーテラ(渡辺香津美) 1980年 WAR HEAD / LEXINGTON QUEEN 1981年 フロントライン / ハッピーエンド ONCE IN A LIFETIME / かちゃくちゃね 1982年 いけないルージュマジッ

YMO「君に、胸キュン。」40周年

シングル「君に、胸キュン。」 83年3月25日リリース 作詞:松本隆 作曲:細野晴臣/坂本龍一/高橋幸宏 編曲:YMO オリコン最高2位 カネボウ83年夏のキャンペーンソング YMOの歌謡曲、歌謡曲のYMO 当時アルバム『浮気なぼくら』が5月に出るとわかっていて、多分それに収録されるだろう(アルバム収録の際に「浮気なヴァカンス」という副題がついた)、ということでしばらく買え控えていたが(シングルとアルバムの曲がダブるのを嫌っていた/出たら何でも買うコレクター気質ではない/な

追悼・坂本龍一 ▶︎ 戦場のメリークリスマス

1983年5月1日リリース、映画公開は5月28日 当時発売日には買わずに敢えて映画を観賞してから買いに行ったのだが、今考えれば観る前に買っておいて音楽を覚えて映画を観賞しても良かったとも思うが、先にサントラを聴いて良いにせよ悪いにせよ先入観を持ってしまってもアレだなとか思ったりもしつつ、結局サウンドストリートで事前にオンエアしてたので聴いてはいた 話題性と当時観に行った時の混雑ぶりからして興行成績が良かったイメージがあったのだが、その年のベストテンにも入ってなく、興行成績

追悼・鮎川誠(ユーメイドリーム、浮かびのピーチガール)

ユー・メイ・ドリーム 作詞:柴山俊之 補作:クリスモスデル 作曲:鮎川誠、細野晴臣 1979年12月5日リリース 発売当時は日本航空のCMソングに使われた シングルジャケはアルバム『真空パック』同様差し替え前の初回盤ヴァージョン(現在Spotifyのジャケもこちら) ALFAから細野晴臣プロデュースでリリースされた経緯はエルヴィスコステロ来日公演のオープニングアクトだったシナロケをYMO結成間もない高橋ユキヒロが観て、細野晴臣に推薦したという流れ、そして78年暮れに六

追悼・高橋幸宏 ▶︎ 7インチシングル編

音楽ライターではないのでレビューとか偉そうなものではないですが、 各盤についてのあれこれ 興味がある方は各々Instagramのページでお読み下さい🙏 1978年 セシボン / ミッドナイトクイーン 1980年 音楽殺人 / スイミングスクールの美人教師 悲しきブルーカラーワーカー / ミラーマニック School of Thought / Stop in The Name of Love 1981年 DRIP DRY EYES / CHARGE DRIP DRY EY

細野晴臣『イエロー・マジック・オーケストラ』

1978年11月25日リリース 77年にアルファレコードが発足し、細野晴臣がプロデューサー契約のオファーを受けて、まず手掛けたのがリンダキャリエール、一応アルバム完成まで漕ぎ着けたが、海外マーケット用に作ったものの商談成立せず、村井社長の判断でお蔵入りとなった(プロモ盤は激レア激高値) 引き続き、Dr. Buzzard's Original Savannah Bandスタイルのバンドを構想、マナという新人ボーカリストと林立夫と佐藤博で「イエローマジックカーニバル」を新たにカ

山口美央子・初CD化

2018年3月1日インスタグラム過去記事より 82年にCDが誕生してから約36年、この世に生まれた数々の音源が売れた売れてないに関わらずCD化される中、何故か1曲もCD化されてない音源(2017年の井上鑑のコンピが初?)があった、それが山口美央子の作品である、いや単に売れなかったからでしょとか、有名じゃないからでしょとか、需要がないからでしょとか、そういう次元では全くない、逆にそのような次元のものでもCD化されているものは沢山ある、関係者ではないので明言は避けるが、いわゆる

追悼・小坂忠▶︎エイプリルフールの話

エイプリルフールのレコードが再発、そして初CD化された1988年、世にCDが浸透してきて、そろそろ新譜だけではなく、復刻モノも出始め、CDは新譜と旧譜再発の2段構えで90年代以降席巻したメディアとなった 最近80年代というとバブルと言われがちだが、実感としてはむしろ90年代、ジュリアナも90年代、CD業界の売上ピークも90年代、カラオケ文化とか渋谷のレコ屋の数とか諸々含めて、大衆が音楽を1番消費したのが90年代という認識、そうなる時代の入り口になる80年代の終わり(自分の1

中森明菜デビュー40周年▶︎スローモーション

82年5月1日リリース 「スター誕生」の末期(欽ちゃんが司会をやめた後)は既に観てなかったので(「お笑いスター誕生」は見てた)、中森明菜がデビューしたのも知らず、よって「スローモーション」も知らず、「少女A」がベストテンに入って初めて存在を知ったわけだが、何かと比較される松田聖子との共通点としてはセカンドシングルでブレイクというのがある(松田聖子「裸足の季節」☞ 「青い珊瑚礁」=中森明菜「スローモーション」☞ 「少女A」)、あくまで結果論だ