トラペジウムみてきた!感想書きます

 まずどんな作品かというと…ホームページにあらすじ書いてあるのでそこから読んでください!

 少し書くと、乃木坂46のアイドルが書いた小説が原作でそれをクローバーワークス制作(有名作品はぼざろ、スパイファミリーなど)でアニメ化という感じです。ただアイドルと制作会社のイメージでキラキラした作品を想像するかもしれません。しかし、ジャンルはちょっとドロドロしたドラマなので気をつけてください。岡田麿里の作品よりはドロドロしてないです。


ということで感想書きます。ネタバレあります!

見た人しかわからない書き方しかできないのでお願いします。


まず作画は良かった。さすがクローバーワークスという感じだった。
特にライブシーンが良くて3Dと手描きの使い分けが面白かった。どうしても3Dはハリがなるなる、しかし全部手描きだとライブシーンだけでかなり時間と予算を使ってしまう…(と思うたぶん、「君たちはどう生きるか」は3年で36分と鈴木敏夫がインタビューで答えている。アニメーションは手描きで拘るとこれくらい時間がかかるはず…)だからうまく使いこなしてて違和感はアニメーションオタク以外は気づく人も少ないと思う。
 平均してとても良かったけれど序盤ちらほら顔の形が…?みたいたところもあって制作本数抱え過ぎじゃない!?って少し心配になった。マッパみたいになると面白くても本当に心の底から楽しめないから不安。大丈夫だと思うけれど…


次に脚本について書きます。
 国語力?読解力?が少し求められるかなと思った。でもジブリほど必要ないと思うけれどゼロだと序盤ただただ暇だと思います。
 これについて個人的には悪いとは思っていなくて、全員が付いてこれるようにするとテンポが悪くなり、のっぺりするし、そもそも内容が大ヒットするタイプではないのでコアな層に向けて標準を合わせたほうが安牌だと感じる。
 深堀りすると、主人公がしている行動や思惑について解説するキャラがいない、強いて言うなら1人しかいない。ここはこの作品の良さでもあるからとてもいいが、これを汲み取れないと作品の良さがわからないだろうなとも感じる。
 内容についても書きます。

 序盤からラストシーンまでの内容が全部読めてしまった。辛口な事をいうともう一山ほしい。
 打算的だが1つの根にあるの固定観念のせいですべて崩れ、挫折し、そこから成長するという主人公というのは今までになくおもしろいし魅力を感じる人もいると思う。個人的にはこういう腹黒いキャラが好きなので最高にいい。


演出(作画シーンで触れたけれど)
自分は作品を見る上で序盤の演出を特に意識しています。理由は序盤で世界観を説明するので無意識に客がその世界観に馴染めるように考えられているので特に好きですね。
この作品も序盤でこの作品はどういう作品か説明するのがわかりやすく上手だったなと思います。
では覚えている範囲で書きます。
まず、男子生徒の話し声と主人公がアイドルの曲を聞いていたと思います。(違ったらすまん)男子生徒の話している内容が暗い内容でよくあるキラキラした会話ではなく楽しげだけど不穏さを感じました。ここでこの作品のドロドロさについていけるように警鐘を鳴らしている。主人公がアイドルの曲を聞いているというのはそのままの意味で主人公はアイドルが好きだよということだと思います。
次に電車がキレイだけど改札がないことから関東圏で都の心には1.2本くらいで行けるくらいの田舎ということが絞れます。海が見えることで神奈川か千葉ということがわかる。後に千葉だとわかる。
次に2つの学校を回るときにもモブの仕草を見ることでその学校、主人公の学校の特徴がつかめます。映画なだけあってこだわっていて、特にモブが主人公を見て通り過ぎたあとにちょっと肩が震えていたりして(嘲笑っている)すごいと思いました。

などなど序盤は演出に意識して見るとおすめです。(記憶が曖昧ですみません)


というので一通り書いて見ました。ありがとうございました。

脚本について自分だったらこうするなと言うのを書きました。興味のある方はぜひ。


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