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ブラックホールの画像

ブラックホールの画像が史上初めて公開されましたね。http://www.nao.ac.jp/news/science/2019/20190410-eht.html

黒い穴が光が外へでることができないエリアで、穴の輪郭はブラックホールの外周部分なんだそうです。つまり黒い部分のどっからか内側がブラックホールってことです。明るいところは光子球と呼ばれ、光がギリ出てこれる範囲で、光が巻き付くと表現してましたね。

でもさ、画像ってなんなの?

わかんないなりに理解したのは、地球上の8つの電波望遠鏡を組みわせて「撮影」したってことなんですって。電波望遠鏡ってのは、光波の代わりに電波を使った望遠鏡で、光のと基本は同じはずだ。

面白いなって思ったのは、
・電波を光に置き換えて画像に起こすこと
・全部は映らないので8つの電波望遠鏡の画像を重ねて画像にするってこと
・それでも部分部分の情報が歯抜けになるのでそこは数学で類推して補完するってこと

可視化にこんなにステップを踏んでるんだよね。

でもさ、ここまでやって可視化したら、真実(のブラックホール)とかなりかけ離れちゃうんじゃない? 

じゃあ、なんだなんだこの画像。なんなんだ科学。 

・・・って一瞬思ってしまったんですが、違うわ。
レントゲン写真を考えれば、すごさがわかるわ。

レントゲン写真のすごいのは、
普通の写真みたいに色の再現度とかじゃなくて、
筋肉が撮れない代わりに骨の形状を撮影できるとこだわ。

考え違いをしていたけど、そもそも「見た目が同じ写真が真実」ってわけじゃないわ。見た目も真実の一側面だが、他の側面もいっぱいあって、どの側面を見るかは用途によるんだわ。

今回のブラックホール写真は、わからんが相対性理論の正しさとかブラックホールの存在自体を証明するのに、イケてる写真なんだ。

いいじゃん。科学って。
結局「真実」はすごい遠いところにあって、直接それに触れることはできないが、その真実との距離や方位を類推することはできるんだよ。そこがすごいのよ。


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