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【草いきれ】歩いていると夏の言葉が不思議すぎてクラクラしてくる【夕立】

いつも歩く道筋に、草が生い茂る空き地があるのです。
そこはいつも、むんとした草いきれのにおいがたちこめ、緑の濃い香りがするなぁと
葉緑体を持つ植物と、我の違いを考えながら歩くのが定番です。

で、ある日
いきれって何よ?と思ってしまったわけです。
熱れと書くとも、調べるとあります。
どうやら他の字もありそう。
『蒸されるような熱気やにおい』
のことだそうですが
いきれ、という言葉のどこに
熱気やにおいを彷彿とさせる何かが潜んでいるとは思えなくて。

いき?きれ?うーむ。
しかも他の言葉に転用されている様子もない言葉なのです。
解決しないまま、毎日草いきれを吸い込みながら歩いているわけです。
時々暑さのせいか、においのせいか、クラクラしています。

それから、【夕立】という言葉。
最近はゲリラ豪雨とまた、ゲリラという言葉がすっかり天気やライブに転用できる言葉となっていますが、なんとこれスペイン語由来なんですね。

ってそこじゃない。
夕立。夕方に突然降る夏の雨ですよね。
立つのは何?
なんなんですか。傘がたくさん開く様子?

夕雨でもない。こちらも不思議で、ゲリラ豪雨のなかとぼとぼと、濡れネズミになりながら歩きながら、これはゲリラ豪雨だな、夜だから夕立じゃないな、とか考えているから水溜りを踏んだりするわけです。

言葉って面白い!
でも悩みの種にもなる。
と、最近感じています。

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