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【骨折話】膝蓋骨骨折の経験談その3 手術後、全く立つこともできない!

前回、手術をしたところまで書きましたが、麻酔のおかげかオレンジ色の花畑で遊んでいたところ、名前を呼ばれて現実世界に戻ってきたら狭い手術台の上でした。

さて、ガラガラと部屋に連れ戻され、点滴でつながったままベットへ。
とりあえず寝返りは、少しならうてるみたい。
左足が膝上から足先までがっちり固定されているので、伸ばしたままで足の付け根だけはは動かせます。重いけど。

膝を曲げないように固定しています。骨がつくまで動かしてはいけないらしいのです。ひえー。

で、そもそも立ち上がることができない。
力を入れることもできない。

トイレはどうするかといえば、手術後何日間かは寝たまましなさいと。
手術前もそうでしたが、寝たまま排泄するのって突然やれと言われても、無理なんですよ。
身体が拒否してできません。
本当に大変でした。

それから車椅子に乗るまでの動きの大変だったこと。
最初は介助がないと車椅子に乗り移れず、トイレに行ってもそこからまた便器に乗ることさえできませんでした。
病院にある、大きなお手洗いではなければ入れないのも不便極まりないのです。
お見舞いの方が入っていたりすると、哀しくなったりしていました。

そして、リハビリが始まってから、全く自力では立ち上がれないことを知るのです。
まず体を縦にして頭が上になって立つだけで目眩が起きます。
歩行器に両腕で掴まり、なんとか立ち上がります。まずは立ち上がる練習からです。

それができると、よちよち少しだけ進みます。
でも歩行器は、腕の力で進んじゃう癖がつくからと、立ち上がる練習だけに使います。

またリハビリ室では、2本のバーの間に入って、そのバーを両腕で掴まりながら往復する練習です。
ほんの何メートルかですが、それでも往復できるだけで、やり遂げた嬉しさでいっぱいになります。

ついこの間まではなんの苦労もなく歩き回っていたのに、前に進むことがこんなに大変なこととは。

泣きたい気持ちをグッと我慢し続けます。

リハビリ頑張らなきゃ歩けないようになれないんだもの。泣いている場合ではない。
ほんの一瞬のあの転んだ、あの一件でこんなことになるなんて。

何度も何度も転んだ瞬間が、目の前をよぎります。
あの日、星乃珈琲店にさえ寄らなければ。
1人でランチなどしないで、BOOKOFFに立ち寄ってから職場でゼリー飲料でも飲んでいれば。

そうそう、転んだのはちょうど十五夜の日だったため、月見団子を買っていて、少しだけ箱が潰れたけど夜に病院に来た家族に渡して、夫と娘は月見団子を食べたよって。

かなしい。

と後悔していても、足は治りません。
ひたすらリハビリに励みます。

リハビリ用の踏み台に乗って、重い板を….踏めない。
折った足は力が入らず踏みこめない。
途中で浮いてしまう。

腕が頑張って、なんとか立つことはできるけどそれは、掴むものがあるから。
まだまだ移動は車椅子です。

そして伸ばした足を持ち上げることもできないのでした。これにはショックを受けました。
理学療法士の先生に力の入れ方とマッサージを習って、痛いけどリハビリの時間は足を覆う大きなガイドをベリベリ剥がして、そしてなんとか力が入らないかと、頑張ります。

せめて松葉杖を使ってで自力で動きたい。
歩けるようになりたい。

次回は、松葉杖に移行する話です。

ちょっとネガティブな感情も発露してしまいましたが、ここまでお読みいただき、ありがとうございます。

ちなみに骨折から何年も経っていますが、結局痺れや可動域の悪さは残ってしまっています。
うまくストレッチなどしながら、気長に付き合うしかないのかなと諦めています。

また、毎日しているスクワット、これって膝にダメージみたいですね…他に代わるトレーニングしなきゃです。

ちょっと膝や足を今痛めてしまったので、またまた整形外科行かなきゃなあと考えているところです涙。
注意1秒怪我一生….

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