見出し画像

【世間の常識は】異業種との連携はこんなにも面白いのに【医療の非常識】

【世間の常識は】異業種との連携はこんなにも面白いのに【医療の非常識】
「サイコロジー・メンタルヘルス&日々のあれこれ」

 チーム医療やチーム学校などといわれますが、心理士が関わる対人援助機関は概して閉鎖的で、外部の方々と連携したり協働する機会は、決して多くはありません。私は精神科病院に長く勤めておりましたが、医療同士の連携(病病連携・病診連携)は盛んでも、それ以外の方々と接する機会はほぼなかったといってよいでしょう(唯一の例外は製薬会社のMRさんで、彼らは熱心に病院を訪問していましたからね)。

 私が当時から携わっている、精神障がい当事者の就労支援でも、自施設で就労支援プログラムを完結させ、他機関との連携がない(紹介して投げてお終い)場合が多いのは、残念なことです。私は行政の事業(就労定着と連携の促進に係るもの)の委員を(病院在職中も今でも)仰せつかっているので、行政(ハローワークや障害者職業センターなど)、福祉(就労移行支援事業所など)、障害者を雇用する企業の方々などとご一緒させていただいていますが、まあ面白いし役にも立ちます。

 昨日、研究機関と物販とのコラボ(東急ハンズ&JAMSTEC)について話題にしましたが、世間的には異業種とのコラボを模索することは“常識”でも、医療の世界ではそれはまだまだ“非常識”なのかもしれません。いま、精神科医療の方々に、就労支援機関と連携協働する“面白さ”をお伝えし、その“メリット”を最大化するための取り組みを、お手伝いに出向いている社会福祉法人の方々とともに進めています。続報をご期待ください!(唐突に終了笑)

(おわり)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?