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ADHDだと思っていたら 気分障害だった。

平日も少しだけ書いてみましょう。
私は、親子3代続く?精神疾患の家系です。

父は、鬱を繰り返し2年働いて1年寝込むみたいな生活でした。
私は、そんな父を見て育ち、鬱にはならないと自分に言い聞かせてきたので、無理を続けないよう気をつけていたためか、寝込むことはありませんでした。
子どもも、成長過程で、何か違和感を感じる節がありましたが、全て発達障害だと思っていました。家族全員が持つ感覚過敏も好き嫌いも、物忘れもADHDだと思っていました。
また、双極性障害は、臨床で見た患者さんは、はっきりした躁うつ病の病相でしたので、自分の家族がこの疾患だという事に、微塵も気づかなかったのです。

子どもが診断を受けて、初めて私は気づきます。父も、元夫も双極だという事に。
そして、書籍を読んでいくうちに、書かれている症例を読んで、またも気づきます。
あれ?これ?昔の私・・・・
10冊、書籍を読み、Youtubeで、双極の人たちの動画を見て、またもや気づきます。
双極の人と、発達障害の違い。
私の物忘れやうっかりは、双極からくる症状だったのです。
私の頭の中は、音楽が流れたり、物事のぐるぐる思考がものすごくて、いつも考え事をしているので、目の前のことを忘れてしまうのです。
そして、20年続く不眠。気分の波での浮き沈み。不眠が元での体調不良。

何から何まで気分障害でした。亡くなった父は、自分の病気を知っていたのでしょう。
博識でしたから。だから、私たちのことを、心配しすぎていました。
子供や孫に影響する病気だということもわかっていたけど、黙っていたのだと思います

私は、自分自身のことを、どうりで生きづらいはずだ・・・って思いました。

もっと、早く知っていたら、私の人生は違うものになっていたと思います。
少しで良いから、知りたかった。
病気でしでかしたことを、今更反省しても仕方ないし、正直言うと、躁や鬱のひどかった時期の記憶は混沌として曖昧なのです。
ただ、毎回、誰かのせいにして、猛烈な怒りと共に生きていました。
元々、平和で穏和な性格なので、この怒りを抱えて生きてきたのが辛かったのです。

根底に自分の病気が、相手とのトラブルを生んでいたって、微塵にも思ってないですし、どうして自分が、特に男性上司とのトラブルが多々あって、それは、私の無自覚な攻撃性にあったのではないかと思います。
元夫にも大変な思いをさせちゃったのだと、振り返ってやっと反省できました。
彼も双極だったので、お互いに気分の波が起こって、破茶滅茶になりましたね。
一通り、人生歩んで来ちゃったので、今更感はありますね。

躁パワーで乗り切れた苦境も多々あります。双極があると、頭がキレますから。回転もいいし、変わり身も判断も早い。魔がもつパワーなんでしょうね。上手くコントロールすれば、閾値を超えることはありません。
それは、生活リズムや、過剰なストレスを避けること。十分な栄養などです。

自分や家族の普通ではない面が、双極という答えに辿り着いて本当に良かったです。
長年、勉強し自問自答し続けた日々‥

発達障害だと思い込んでいても、私のように違うこともあるのではないかと思います。
自分や家族に違和感を感じたら、一度、双極性障害も視野に入れて疑ってみてはどうでしょうか。


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