演劇の場所


最近なぜかよく劇団ということを考える。集まり、でもいいんだけども。

わたしは学生の頃に愛玩墓地という劇団を明治大学の演劇サークル実験劇場で仲良くなった人たちとやっていたんだけど、解散させてしまいまって、その時は演劇とはこうあらねばならない、的なものに縛られていたのもあって、私自身疲れたし、みんながそれぞれやりたいことをやれるために解散しようということになった。で、わたしはその後、青年団『ニッポン・サポート・センター』を観て、すげー!こういうのもあるんだと思い、無隣館の試験を受けて、受かり、現在に至る訳だが。

ムニはもともとは自分の手に負える範囲のことをとにかく手作りでやる、逆にできないことは無理してやらない、が唯一決めていたことで、幸いなことにこれまで赤字を背負ったこともない。それも、最初に赤字負担になる公演はしないと決めていたからだった。

で、『ことばにない』前編を経て、色々な事件も起こり、わたし一人でやっていくのはキツイのではないかということを思うようになった。わたしが本人でいられる場をつくるという意味でもそれは必要だと思った。一回劇団解散させてるのに?そうなんですよ。

自立した個性の個人が集い、本人でも、クリエイター集団でもいられるような集まりならやってみたいかも、と少し思っているのである。

演劇作品をつくっています。ここでは思考を硬い言葉で書いたり、日記を書いたりしています。サポートをいただけますと、日頃の活動の励みになります。宮崎が楽しく生きられます。