ホモフォビア


同性愛に"嫌悪感"を抱いている人の事。
(恐怖感を抱く人の事もいうらしいが)

そんな君と一緒に居ると思うんだ。
僕なら誰よりも君を笑顔にできる。
僕が1番君を可愛く撮る事だってできる。
君が苦手な運転はもちろん、毎回送り迎えだってする。苦手なお洗濯やお皿洗いだって、
僕は君を1番お姫様扱いできるし、君を全部肯定する。
君の好きなものも嫌いなものも全部知ってる。
君検定一級の僕じゃダメかい?
(付き合いたいとかそうゆうのじゃないけど)

「私、同性無理!」そう言う君の横で
「知ってるよ」そう笑いながら答える僕。
別に好きと伝えた訳じゃないしただの友達。
そもそも僕は「アロマンティック・アセクシュアル」
(他人に性的欲求や恋愛感情を抱かない人のこと)

恋人になりたいとか友達以上、恋人未満だとか
そういうのじゃなくてただただ大切な友達。

「あぁ私ってなんでこんなに可愛いのに彼氏いないの?」
そう叫ぶ君の横で
「ね〜可愛さ日々更新してるのにね」と笑う僕。

「今日ね、思いつきで美容室行ってきた!また可愛くなっちゃった!」とメッセージをくれた君。
「今のままでも十分可愛いよ」
そう打ったメッセージを消した僕は
「いいね、次会えるの楽しみにしとくよ」そう返した。

実際会った(別件で会いに来てくれた)
君は腹が立つくらい可愛くて髪色も似合ってた。

「カラコン変えた?」
「アイライナーいつもと違う」
「化粧品変えた?」
「まつ毛ぎゅんぎゅんだ」
「ネイル可愛いね」
「前髪切った?」

小さな変化に気づくのは僕が君と同性だから?
それとも僕は君が好きなのかな?

「私、貴方みたいな人じゃなきゃ付き合えない」
そう言う君はホモフォビア。
「僕が男の子だったら良かったね」
そう答える僕。

「レディーファーストだし、ご飯食べる時も一口目絶対くれるし、私が食べるまで食べないし、男の子だったらモテモテだね、君が男の子だったら付き合ってたなぁ」

「僕にだって選ぶ権利はあるのに、君は可愛すぎるよ。生まれ変わってまた出会えたら付き合おう」
そう笑いながら答える僕。

「男の子だったら」何度も何度も何度も言われてきた。
でも僕は「女の子だから」君の1番にはなれない。


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