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語学って?〜英語の学習法について

子供と関わるボランティアをひとつやっていて、そこで出会う子供の勉強をみてあげることがある。

というわけで、今日は趣向を変えて、英語の学習方法について書きたいと思います。

春から新しい語学を学んでみたいと考えてる方や、新学期からのお子さんの勉強が気になるという方、あるいは子供と関わるお仕事の方などに、少しでもご参考になれば幸いです。


①「今、日本語、使えてるよね?」
今、日本語を読める、書ける、話せるあなたは、必ず、英語が読める、書ける、話せるようになります。

だって、ひらがな、カタカナ、漢字、とある日本語は、アルファベットしかない英語よりも、使いこなすのが数段難しいんだもの。

英語難しい、分かんない、って、コンプレックスを抱きそうになった時は、でも、自分は日本語が話せるぞ、日本語を理解できるぞ、ってまずはそのことに自信を持ってほしいです。


②「どうして日本語が話せるの?」
日本人だから、というのは不正解。

正解は、赤ちゃんの時からずーっと、日本語に触れていたから。

見るもの、聞くもの、全部日本語だったから。ただそれだけです。

だから逆に言えば、時間をかけさえすれば、必ず英語はできるようになる、ということです。


③「一番最初に話した日本語、覚えてる?」
これは覚えてる人はいないですよね(笑)。

でも家族に聞けば、多分、「パパ」「ママ」とか身近な人を呼んだり、あるいはお腹が空いて「まんま」とか「ミルク」とか言ったんじゃないかな。

話す、ことの原点って、そんなふうに、身近な人の名前を呼びたい、笑顔が見たい、とか、自分の気持ちを伝えたい、とか、そういうところにあるんじゃないかなって私は思います。

そして、誰かと話したい、話すと楽しい、自分の気持ちが伝えられる、相手の気持ちが分かるのって嬉しい、そんなふうにつながってゆくと思います。


④「英語って、語学って何だと思う?」
何だろう?

私は、楽しむためのツールだと思っています。

英語が話せれば、英語を話せる人とおしゃべりができる。

英語を聞き取れれば、好きな海外アーティストの歌や映画が、より楽しめる。

英語が読めれば、英語で書かれた面白い読み物をすぐにでも読めちゃう。

それは全部、人生を豊かにしてくれる。

英語ってね、難しいな、イヤだな、って思ってやるものでは、ホントはないんだよね。

赤ちゃんの時から、日本語イヤだな、なんて思ったことないでしょ?
あ、漢字テストとかはイヤだけど(笑)。

でも、日本語を使いこなせるから、今、あなたは、マンガやYouTubeや映画や音楽、いろんなものを楽しむことができる。

英語を学んだ先には、本来、そういう、わくわくするようなことがたくさんある、っていうことを、忘れないでいてほしいです。


⑤「成績を上げたい?」
そうは言っても、やっぱり、授業やテストは気になるよね。

手っ取り早く、点数を上げたいという時に、私が言うのは、教科書をたくさん音読してみて、ということ。

発音が、とかは全然気にしないでいいから、できればお腹に力を入れて、自分の声をしっかり聞き取るつもりで、何度も何度も音読してみてほしい。

自分の目と耳と声で、体に覚え込ませるイメージをもって。

そうすると、英語のリズムが分かってくる。

例えば、日本語で、一人、二人、三人とか、一本、二本、三本っていう言い方、普段全然意識せずに使えるけれど、それはもう、口ずさむ中で、セットのように覚えてるから。

意識したら、ホントは難しいよ。二の時は何だっけ?とか考えて覚えようとしたら(笑)。

同じようなことが、英語にもたくさんある。

そういうことも、たくさんたくさん読み込んで、自分の声も使って、リズムとして覚えていくととってもラクになる。

そんなふうにしてゆくと、英語の勘所が分かってきて、だんだんと英語のセンスが身についてきます。

その頃には、英語は、あなたの、盤石の、得意科目になっています。



...ここまで書いたことは、基本、私が恩師に教わったことです。
もう、三十年以上前(!)。

でも、本当に、私の中で、英語に対する自信を付けてくれた教えの数々でした。

何かを習う時、ってどうしても、即効性のあるものを望みがちになる。

すぐに点数を上げたい、とか、すぐにできるようになりたい、とか。

もちろんすぐに目に見えることで、やる気がアップする利点もあるけれど、でも、本当に役に立つ教えやアドバイスって、後になってじわじわ分かることも多いような気がする。

そんな、本当の教えやアドバイスを私に授けてくれた、これまで出会えたたくさんの恩師に感謝しつつ、これが、誰かのお役に立つといいなあ、と思って書きました。

英語って楽しいかも、って思える子供が一人でも増えますように✨





























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