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マスカット・ベリーA (2006/3/15)

日本で品種改良されたマスカット ベリーA。

この葡萄は、恐らく日本で最も普及していると思われるワインと生食兼用品種。

歴史をたどれば、川上善兵衛氏が1927年に交配した品種。

しっかり栽培、醸造したものには凝縮感、力強さがあります。

これを長年、契約栽培として依頼している天童市の花輪和雄さんが作った葡萄を元に、山形県のタケダワイナリーが醸造しました。

タケダワイナリー

山形産マスカット・ベリーA種100% 2005年 サン・スフル

サン・スフル(Sans Soufre)、つまり酸化防止剤である亜硫酸を使っていないという意味です。

タケダワイナリーでは、自然農法栽培(低農薬で化学肥料を使用しない。)による葡萄栽培を行っていますが、いわるゆ「ビオ」というカテゴリーと一緒には扱えないと思います。

亜硫酸を使っていない=ビオ、ではないので。

さて、このマスカット・ベリーA、初めて飲みました。

(昔に知らず知らずに飲んでるかも。。。。)

香りはバナナ臭もあって、ボジョレーヌーボに似ています。

色はやや赤みがかった濃い色調です。

お味は。。。。。。。

酸が立ってますね。それとタンニンが意外と強い。

つまり、ややすっぱくて、後味に渋みが残る。

『フレッシュな酸とタンニンが非常にバランスの良い逸品です。ぶどう本来の味わいを堪能出来る力強いワインです』

という話もあるが、いかがなものか。

この品種は寝かせておいてもタンニンが熟成されないとされているので、いわゆる早飲み向け。

そうですねぇ、ワインだけ飲むには薦められないと正直思います。

中華料理となんかは合いそうな気がします。

ウーロン茶って渋いでしょ。。。

酸と渋みが、中華の油を綺麗に中和してくれそうです。

でもそう言いながら、ボトルの半分まで空いてたりします。

ワインのお供はザーサイ炒めです。。。。。。