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私立小合格の話を聞いて、公立小学校について改めて思うこと

同僚からお子さんが有名私立小学校に合格した旨の連絡があった。
お子さん本人はもとより、ご両親も大変なご苦労があったのだと思う。本当におめでとうございます。そしてお疲れ様。

「妬み嫉みもあるから信頼できる人にしか言えなくて」
という言葉に少し考えた。

我が家の子は二人とも既に小学生で小学校受験はしておらず、年齢も違うので余計にかもしれないが、「すごいね」「頑張ったね」「お疲れ様」とは心から思ったが、実は「羨ましい」という感情は一ミリも湧いていなかったのだ。

そのくらい、今子供を通わせている公立小学校を気に入っている。
そして現時点では「私立に通わせればよかった」と思ったことは一回もない。

とはいえ、私も入学させる前は選択肢があることで迷ったなという思いがあるので、公立小学校に入学させてどうだったかを綴ってみる。あくまで一例ではあるが (子育ての話なんて n=1 の話しかないが)、どなたかの参考になれば。


近い (通学が楽)

まず、最大のメリットとしては、公立小学校は学区ごとに分かれているので、徒歩で通えて、通学が楽ということだ。
「徒歩圏内に私立があるんです」という例外を除き、バスや電車で通学が必要になる…これは通学時間的にも、体力的にも、その他公共交通機関を使う際の心配も含め、確実なデメリットになるように思う。

小学生は意外と荷物が多いので (特に新学期とか終業式とかとてつもない量の荷物を持ち帰る。日常でもタブレット PC とかメロディオンとか絵の具セットとか体操着上履きとか…)、近くて通学に時間や体力を削られないのは大きい。

近いと、忘れ物があっても届けられるし。(何度か通学路を追いかけた経験あり)

※ところで夏休みに朝顔の鉢植えを親が持ち帰らねばならず、目をひん剥いた。

給食がある

これは働く親にとっては代替の効かないメリットだ。
保育園時代も、家では偏食なのに保育園の給食では (家で食べたことない食材でも) パクパク食べると聞いて、給食のありがたさを身に染みて感じていた。

季節の食材も活用して、イベント食もあり、栄養素も考えられた給食万歳!
弁当で同じことをするのは少なくとも私には無理。

近所のお友達ができる

学区の小学校がイマイチだった場合、越境もアリかなと思ったこともあった。
とはいえ、同じマンションや近所にお友達ができるのは大きい。
保育園は少し離れた場所に通わせていたので、近所にお友達ができ、放課後や週末に一緒に遊ぶお友達ができるというのは、子供にとって大きいように思う。

親子で遊べるようになれば、一緒にお出掛けできて (その約束が近所だとより容易で) 楽しい。

実際に通わせてみて期待以上に良かったこと

ICT 教育

授業でタブレット PC を活用しており、この前娘に見せてもらったが、Google の Jamboard で資料作成をしていた。その資料のレベルの高さに感心した。
公立小学校であまり ICT 教育には正直期待してなかったが、ここは期待以上と感じたところ。

イベント

運動会や学芸会、展覧会などの大きなイベントや授業参観などは普通にあるとして、それに加えて、小さいイベント、音楽発表会や他学年交流の発表の場なども用意されており、とても充実しているなと感じている。
今娘は音楽発表会の鉄琴パートのクラス内オーディションに合格すべく、張り切って練習している。
運動会も表現 (ダンス) の選曲や内容のクオリティが高く、感動した。

最後に

公立小学校はいろいろな人がいる。親も子も。
子供もいろんな子がいた。ただこれは子供自身にとっても人間関係構築の経験値になると思っている。
いろんな価値観の人がいる中でうまくやっていく、というのは大人になってからも必要なスキルだ。

公立 vs. 私立とか、そういう話では括れない、n=1 の話ですよね、ということに結局は帰結するのだが (人間関係の問題なんてどこに行っても大なり小なりあるし、先生ガチャもどこだってある)、今回はソフト面の話ではなく、ハード面のメリットの大きさを数年経った今も感じているというのと、ソフト面も意外と良かったよ、という話。

#ジブン株式会社マガジン
#公立小学校
#小学校受験
#給食
#ICT教育

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