津崎香那

自由とユーモアを大切に、笑顔の時間を増やしていきたい。IT 企業フルタイム。二児の母。…

津崎香那

自由とユーモアを大切に、笑顔の時間を増やしていきたい。IT 企業フルタイム。二児の母。家事も育児も常に手探り。読書好き。

最近の記事

  • 固定された記事

息子との 2 人旅がもたらす記憶の配当

「DIE WITH ZERO」を読み、「記憶の配当※」という言葉を知り、思い起こすことがある。 息子が年長の時、2人で行った沖縄の旅だ。 ※人はモノではなく経験に金を使うほうが幸せになれる。モノは買った瞬間の喜びは大きいが次第にその喜びは減っていく。だが経験から得る価値は時間の経過と共に高まっていく。これを「記憶の配当」と呼ぶ。(「DIE WITH ZERO」より) 経緯なぜ二人で行ったか。 息子が幼児になったタイミングでちょうどコロナ禍に突入し、イベントや旅行の機会も少

    • 看病タスクは心身共に疲弊する

      GW に入る直前、娘が突如発熱した。 新年度で学校もクラス替えがあり、習い事も変わって、心身ともに疲れが溜まっていたのだと思う。 自身の体調予測は大人でも難易度が高いことがある。 大丈夫だと思って出掛けたら大丈夫じゃなかったり。 ましてや経験値のない子供は当然だ。そして、いくら親とはいえ、子供の体調を完全にコントロールなんてできるわけがない。 体調不良を訴え、微熱があったので、この後の悪化を予想して習い事などの予定をキャンセルした。ここまではよかった。 12時間以上寝続けて

      • (読書感想文)「彼女は頭が悪いから」

        姫野カオルコ著「彼女は頭が悪いから」読了。 読後感の悪さに辟易して何度か中断しつつ、読み切った。最後まで読んでよかった。 事実と解釈本書には、発言や態度の事実と、それを受け取り手が解釈する時のギャップがいくつも描かれる。 そしてそれは、記憶のフィルターによって、さらに自分の都合のいいように書き替えられる。 それはこんなに異なるものかと驚くほどだ。 育ってきた価値観や親の刷り込み、思い込みなども色濃く影響する。 人は見たいようにしか見ない。聞きたいようにしか聞かない。

        • 娘を持つ親として女性の人生を考える

          姫野カオルコ著「彼女は頭が悪いから」を読んでいる。登場人物の未熟さ粗悪さにただただ胸糞悪くなり、読後感は良くない。 まだ全部読み終わっていないが、考えたこと感じたことを綴りたい。 女性性について考えるダイバーシティや様々な社会的措置があったとて、生物として差がある以上、男女は平等にはならない。 その最たるものが身体的なものだと思っている。 力の差。そして性犯罪。 女性として、そして娘を持つ母として、性犯罪ほど憤りを感じるものはない。 悔しくてやるせなくて、本気で武術を身

        • 固定された記事

        息子との 2 人旅がもたらす記憶の配当

          同窓会は誰が為

          通っていた中高の同窓会のお知らせが届いた。 中高の友人とは、卒業以来、ほぼ会っていない。 というか、忘れっぽい私は誰とどのくらい仲良かったのか、あまり覚えていない。 断片的な記憶はなんとなくあるけれど。 親友の存在覚えてないと言った直後になんだが、親友がいた。 「いた」という過去形なのは特に意味はないが、当時は気が合ってクラスでも帰り道でもずっと一緒だった。 その子は私のことをとても面白がってくれて、一緒にいることを楽しんでくれていた。 現在、特に喧嘩したわけでも仲違い

          同窓会は誰が為

          楽観的な性格のメリットは大きい

          小4になる娘はだいぶ楽観的な性格をしている。 親である私がそこそこおだてているのも関係しているかもしれないが、そろそろ現実が見えてもいいはずの年頃なのに、何にでも果敢にチャレンジし、自己効力感がとてつもなく高い。 昔の自分を思い出す私は今でこそ、大人になって現実も見えてしまったが、学生の頃はほんとに呑気で楽観的だった。 そこまで必死になることなく、当時算数が得意で中学受験で合格した学校に入学した。 そのため、勉強習慣がついていないのが災いして、入学後も大して勉強せず、赤点を

          楽観的な性格のメリットは大きい

          子供相手のゲームに本気を出す

          子供と対戦ゲームをすることがある。ゲームといってもテレビゲームだけではなく、パズルの対戦やオセロや将棋なども含めて。 その際、私はほぼ手を抜かない。 大人気ないだろうか? 勝ちにこだわる私は昔から負けず嫌いで、体育のゲームでもなんでも、負けると心底悔しがるような子だった。 今でも、負けてヘラヘラする勝負はしたくない。 敗北に慣れると、自分がどんどん堕ちていくような、そんな気がするからだ。 ※あくまでゲームの話で、社会人としてだったり、大人のコミュニケーションは「負けるが

          子供相手のゲームに本気を出す

          我が子に向き合う私の存在価値

          平日も週末も子の習い事や予定などがパズルのように組まれて、ほぼマネージャー状態となっている。 自分のキャリアや仕事、やりたいこととのバランスをとることが肝要だ。 一方で、私なんぞが心と眼を子に向ける、ただそれだけで、子にとって大きな力になっていることを感じる。 体操の習い事の合間にこちらを見て、ちゃんと見ているのがわかると嬉しそうにするし、こちらが興味を持って接しているとそれが子のモチベーションにも相関しているように感じる。 コーチでも先生でもないから、何もアドバイス

          我が子に向き合う私の存在価値

          子供と一緒に多言語を学ぶ

          学校の友達の影響か、NiziU や Twice が好きな娘。 家でもよく歌を口ずさんでいるが、好きが高じて、韓国語を学びたいと言い出した。 どうせすぐ飽きるだろうと、無料の語学学習アプリを iPad に入れたところ、まだ数日ではあるが、熱心にやっている。 その姿を見て、息子が、自分もやりたいと言い出した。 そして姉とは別の言語にしたいとのことで、迷わず中国語をチョイスした。 まだ初心者レベルではあるが、だからこそ言語の学びは楽しい。 英語はもはやレッドオーシャンだ。で

          子供と一緒に多言語を学ぶ

          規律と例外。人間だもの。

          社会を平穏に保つために法律やルールや規則がある。 ただそこに人間が関与する以上、ロボットではないので感情を廃せず、柔軟性があり、人間らしさが潜む。 何にでも同じだ。 人の採用なども結局最後は人間性や「なんとなく」が強く影響する。 そして要領の良さというのもこういうところに潜むように感じる。 娘のとある習い事。 今年度に入ってからスケジュールが合わなくなり、別の曜日に変更したかったが受付に言っても「キャンセル待ち」ということで、数ヶ月単位で待つようで、個別の振替にも限度が

          規律と例外。人間だもの。

          グループの会話が苦手

          学生時代の友達、仕事の同僚、ママ友、いろんな区分けでグループがあるが、1:1 だと苦にならないのにグループだと途端に会話が難しくなる。 私が意識しすぎなのだろうか。 最小公倍数の話題その場にいる大多数の人が入れる話題を探す。 となると、色々考えながら話さないといけないので面倒だ。 ちょっと話を振ってみて、あ、これ、4 人のうち 1 人にしか通じなそうだなと思ったら、長引く前にサッと話題を変える。 そんなことをしながら話題を転換していくと、いやもう最後は天気と食べ物の話題し

          グループの会話が苦手

          クラウド連携と写真データ

          "Die with Zero" から「記憶の配当」という言葉を知り、アンテナが立っているが、 いかんせん、人間だもの、脳のメモリーには限界がある。なので、写真やビデオなどの記憶媒体に頼らざるを得ない。 特に子が小さい頃の写真やビデオは親にとって宝物だ。 スマホのない 10 代を過ごし、ポケベル・ガラケーの時代から生きてきたが、自分が出産した時代にiPhoneが登場してて本当に良かった。 クラウドにデータを保存でき、何年も前の写真を、見たい時にいつでも見られる。 ⭐︎⭐︎⭐

          クラウド連携と写真データ

          (読書感想文)クラバート

          プロイスラー作「クラバート」読了。 手に取ったきっかけオトフリート・プロイスラーは、かの「大どろぼうホッツェンプロッツ」の作者でもあり、この「クラバート」は「千と千尋の神隠し」の源流とも言われているらしい。 手に取ったきっかけは娘の公文だ。 くもんの「すいせん図書」にあった文章問題で「クラバート」が取り上げられていた。 娘が「なんで身体がカラスになっているんだろうと思った」と書いた回答に、先生が「クラバート、読んでみてください」とコメントしていたのが記憶に残っており(

          (読書感想文)クラバート

          (読書感想文)「透明な螺旋」

          東野圭吾著「透明な螺旋」読了。 読み終わった後、登場人物の背景を知ったうえでまた読みたく、もう一回始めから読んだ。 母と子、遺伝子の螺旋男性は「自分の子がこの世に存在していることを知らない」ということが起こりうる一方、出産する女性はそれがあり得ない。 それゆえ、母子の絆にもなったりする。この物語では、この母と子の絆を感じさせるエピソードがいくつもあった。 出産以外にも、産前産後は仕事につけないこと、産後授乳で自身の栄養をとられること、男女の関係性において女性が DV の

          (読書感想文)「透明な螺旋」

          仕事と育児、両方あって良かったと思うタイミング

          今月は仕事が忙しく、育児家事の合間の隙間時間を縫って仕事するような日々だった。(まだ月半ばだが) そして、新年度が始まり、保護者会や書類の提出、持ち物準備のあれこれ、新しい学年の習い事対応 (時間が変更になったりする)、スケジュールの検討、そして少し先の予定の検討。 その合間に図書館で予約した本がなぜか今まとめて届き、追われる ように読んでいる日々。 日曜の夜に思う。 育児だけでも考えること検討しないといけないことが山ほどある。 これで私が仕事をしていなかったとしても

          仕事と育児、両方あって良かったと思うタイミング

          娘がバレエを習っていたこと

          娘が年少の頃だっただろうか。バレエを習わせており、結果的に 1 年くらいで (朧げ) 退会することになった。 習い事から撤退した経験値にもなったが当時は少しほろ苦い思いもした。 だいぶ前のことでもあるが、少し振り返ってみる。 親の理想の習い事子の習い事なんて、未就学児の間は親の好みだったり誘導によるものが多い。幼い子供がある日突然「私はこれがやりたい!」と目覚めるはずはないからある意味当然だ。 第一子が女児で、私にはかねてよりバレエという、私にとっては遠く理想だけ持って

          娘がバレエを習っていたこと