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やればきっと誰かに届く/エッセイ

今週日曜日に開催するお祭り。
地元のお店3店舗で開かれる小規模なものだ。

私はその主催者メンバーである。
これまでのイベントでも
ポスター作成を担当していたので、
今回も任された。

ポスターを作り始めると
楽しくて止まらない。

フォントを変えたり
背景をぼかしてみたり
画像を付け足して
色を変えてみる。

だけど作り終わると不安になる。
こんなもので人が集まるのだろうか。

プロの作ったポスターと比較して
やっぱり素人感満載で嫌になる。

でも締め切りが迫っているので
これが今のベスト、と妥協して提出する。

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数日後、ポスターが届いた。
完成形を見て悲しくなる。
想像以上にイケテナイ

頑張ったのに意味ないかも。

でも刷ってしまったのでこれを配るしかなく。
仲の良いお店にいくつか貼ってもらった。

こんなんじゃ人集まらないな
次はもっと頑張らなきゃ

などと思っていたら

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今日のお昼に連絡が来る。
「タウンニュースに載せてもらえるって」

オーナーいわく
タウンニュースの方が他のお店のポスターを見て
電話をかけてくれたとのこと。

あぁよかった。
きちんとポスターを見てくれた人がいるんだ。

プロみたいに上手くはいかないけど
やればきっと誰かに届く

そう信じて。

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