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幸せへの道〜ヨーガ心理学で知るわたし〜②私とは何?アダルトチルドレン

心に振り回され苦しむ私がたどり着いついたヨーガ。
それまでに心理学を徹底的に学びました。

産業カウンセラーを取得し、そこで出会った親友と毎月ワークショップを開いておりました。傾聴のみのカウンセリングには限界を感じ、アートセラピーや自律訓練法なども取り入れて、自分の心の探究を仲間と共に進めていきました。

心理学の中でも原因論では、こういう家庭環境で育ったから、今の私ができあがった、となります。例えば、私はいわゆる機能していない「機能不全」の家庭で育ちましたので、そういう家庭の子は「アダルトチルドレン」という呼ばれる特徴的な人格を形成するという理論があったりします。

その人格は6種類あり
①がんばりやさんのヒーロー(英雄)
②問題児のスケープゴート(生贄)
③存在を消すロストワン(いない子)
④家族の世話役ケアテイカー(世話役)
⑤家族を笑わせるピエロ(道化師、クラウン)
⑥自己犠牲で尽くすイネイブラー

この内容を知ったとき、ああ、確かに私の中にそのいくつかの人格を持ち合わせているな、と感じたと同時に、大きな疑問と衝撃を感じたのを覚えています。

え?じゃあ私ってなんなの?
環境で全部決まっちゃうわけ?

機能不全の家庭で育ったら、こういう子になります、という方程式みたいなものがあったとしたら

「わたし」という個人性はどこにあるの?
パターンによって人間ってできあがるの?
人間ってそんな単純なものなんだろうか?

学べば学ぶほどに深みにはまっていくようでした。
ある程度、自分の人格形成の理由が分かったとしても

それでどうすればいいの?
相変わらず、苦しいんだけれど、わたし・・・

そんなときに、私たちは「マインズ・アイ」という言葉に出会います。
「心眼」という意味で、今では「マインドフルネス」という言葉で
世間に広まっています。

心は、絶えず変化する。その心をジャッジせず、客観的に観ることで
苦しみから解放される。

おおお!ついに私たちは苦しみから解放する方法を見つけた!
そうだそうだ、この心に起こる感情を客観的に観られたらいいんだ!
と喜んだのもつかの間。

歪みまくった私の眼は、何も正しく映し出すことが出来ず
相変わらずジャッジしまくりで、客観的に観るどころが、
感情に振り回されてばかり。

客観的に観ようと思っても
観られないじゃん!

親との関係やさまざまな傷と向き合って、たくさんの人や物事を許してきたのに
最後の最後、このどうしようもない私自身を乗り越えられない。
そんな大きな壁にぶち当たり、深い絶望を感じたのでした。



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