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映画20「さがす」

いやいやいやいや、佐藤二朗。
沢口靖子なら見逃さないぜ?
と思いつつ、日雇い労働者に対しての捜査とか
そんなもんなのかもしれないなと思ったり。

私は知り合いにALSのお父さんがいる人もいれば
筋ジストロフィーの人もいるし
脳性麻痺の人も。
後天的な事故や疾患の人もいる。

なので、全く簡単に感想が書けない。
「正しさ」は人の数だけあるし、
生きたいと思うのも、死にたいと思うのも
内心の自由。
家族内で終わらせられたら、
それは「愛」で済むはずだった。

映画としては面白かった。

あんな事件こんな事件をまぜこぜにして膨らませたストーリーで
だから余計に考えてしまうけれども
そういうのを差し引いて娯楽として見ても
佐藤二朗、いいなあ。

私の中では常にヨシヒコの仏なんだけどね。

それと、娘がジュースのゴミを普通に置き去りにするところや
唾を吐きかけるところなど
ちょいちょいと「そういうところ」が描き出されていて
暮らす場所、育つ場所、生きる場所を考えさせられた。

ピンポン玉を踏み潰す描写が私はひどく怖かった。

おばさん、これに関してはギブアップ。
おしまい。

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