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映画メモ60「マレーナ」

モニカ・ベルッチ、さすがな美女っぷり。
好きで美人に生まれてるわけでもないのに
注目を浴びたり
男が寄ってきたり
そのことで嫉妬されたり。
嫌よね。
・・・わかるわ。

嘘です、言ってみただけです。

思春期ってキラキラなんて本当はしてなくて
下半身だけで生きている時期で
映画では直球過ぎてるけど、こちらが事実なんだろうと思う。
パパがもう本当に面白くて
「うああああ、俺にも覚えがあるんだよおおお!」
と言わんばかり。

マレーナを引き立てるように、
他の女には色がない。
家族ですら色がない。
戦時中の淡谷のり子や美輪明宏はマレーナのようだったのだろうか。

モニカ・ベルッチがよい。
「うぁぁぁぁぁぁ!」
という姿が、本当に素晴らしかった。
女性にも、男性にも。

歴史に弱いもので、そういえば、
あんなことこんなことやらかしてたせいで
ドイツがどんな感じだったかはなんとなく知っていたけど
イタリアってどんな風に戦争終わりにしたんだ??となった。
なんせアメリカ軍ウェルカーム!な場面もあったし。
枢軸国の国民の私なのにうっかりしてたわ。
というわけで、イタリアのそこらへんの歴史も知りたくなった。

風光明媚な血を血で洗いそうなイメージのイタリアが
(ゴッドファーザーと、ロミオとジュリエットとか)
ドイツと手を組んだのが、そもそも「ほんと?」と感じるし。
ルネッサンスが国としてのMAXみたいなイメージなのは
あんまり良くないとはいえ、南国で食うに困らないと
余計なこと考えなさそうだな・・・とは思う。
イタリア北部は全然違うんだろうけど(対立あるんだろうな)。

さてマレーナ。
自分の男を奪われるかもしれない、という脅威を感じなくなれば
そして若くなくなれば(こっち側にくれば)
コミュニティの一員として認めてあげる、というものは
女性の、とてもプリミティブな部分での拒否反応なんだろう。

では男性にそういうところはないのかというと
もうちょっとえぐみがあったりする。

女性の場合、なんだかんだ言っても
生理痛や妊娠出産という子宮周りのことで
突然連帯することもあると思うんだけど
男性の場合は、陰茎の大きさなどでも競うんだろうから
もうどうしようもなさそう(そういう場面もあった)。
同じ大きさだな!と仲良くなることはあるんだろうか・・・

何はともあれ
イタリアの敗戦って国民にとってどんな雰囲気だったの?
というのが私の宿題。

おしまい


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