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すばらしいお母様:「小5:Wアカのテストで算数200点満点でした!」

いつも「すばらしいお母様」は4歳~小2を事例にお伝えしています。

今回は、算数で計算力がどのように影響するのか疑問に感じている親御さんにとって、少しでも疑問解消のお役に立てられればと思い
小5を事例にお伝えさせていただきます。

今日も生徒様(小5女子)が授業にきてくれました。

 入るやいなや
「先生!Wアカのテストで算数200点満点だったよ!」
と、元気に報告してくれました。

「すごい!おめでとう!すばらしい結果だね!
コツコツ積み重ねていた結果がちゃんと点数に出たんだね!」

「うん!今回はやったぁ!って感じでうれしい!」

「そうだよね!まずはいっぱい自分をほめよう!ばんざい!笑
そのあとはいつも通り練習しよう!」

「OK!来月もテストがあるんだ。
だから今日も暗算からやっていこーっと!」


▼小5女子はどのようなお子様?

初めて塾にいらした時、
小4だった生徒様は筆算をして答えを出していました。

最初に習っていた小2の妹様の様子を見て気になっていたのと、
実際に体験レッスンで計算の仕組みを知り「やってみたい!」
と、興味を持ったそうです。

それから16か月経過し、
今は小1から小6までに習う計算を全て網羅しました。

計算力は58か月目、暗算力は56か月目(※1)のレベルに
到達しています。

計算力:58か月目
・793×5195=
・2425-1167-81=(大きな数はいくつでも)
・535,248÷826=
など 

暗算力:56か月目
・57×854=
・19,906÷538=
・814+722-551=
・小数の+-×÷
・分数の+-×÷

練習問題例

計算力とは、計算の解き方を知っていること。暗算力は、身につけた計算の解き方を使って暗算で(できるだけ筆算せず)解けることを指します。

上記のような問題ができるようになりますが、高学年になるほど重要なのは暗算力です。

(理由は、▼小学校算数の問題はすべて「計算」にたどり着く に記載しています)

 (※1)週に2時間の授業でどんな計算ができるようになるのか
「絶対できる!暗算力一覧表」で、親御さんにお約束しているものです。


生徒様は 制限時間内に何問解けるか自分で目標を決めて解いていくことにやる気を見出す特性を持っています。

「時間計って!最初はカンタンな問題で暗算が何問できるかやりたい!」

「49×67=、8532÷9=とか、743―219+84=みたいな
レベルでいい?」

「OK!いいよ!」

2桁×2桁や4桁÷2桁を暗算で1問5秒程度で答えていくようなスピードです。このスピードで暗算ができたなら学年でもトップクラスです

「次は難しいのがいい!次も暗算でやりたい!」

「いいよ!じゃあ小数のかけ算(843×6.27=など)にする?
それとも分数と小数が混ざっているのがいい?」

「今日はどっちもやる!」

 今日も1時間の授業で 300問以上 解いていました。

「たのしかったー!時間を計って解くとやっぱり燃えるわ!」
と、やりきった清々しい表情で帰りの準備を始めました。

▼楽しい=計算の仕組みに興味を持つことが第一歩!

 きっと今、このブログを読んでくださっている方の中には

「300問も解いた後に『たのしかった!』なんて言えるお子様だから
勉強も好きだし、もともと算数で満点をとれる能力を持っているんでしょう?」
と、思われるかもしれません。

もちろんお子様が日々努力をしたことは間違いありませんし、
受験勉強にプラスに働く特性を持っていることもあると思います。

ただここでお伝えしたいのは
お子様が「なぜ計算を楽しいと思えたのか」という計算が持つ理由の部分です。

一般的に「楽しい」というと、お友達と一緒にいるから楽しい!とか、
テーマパークで遊んでいて楽しい!という一過性の楽しさを想像しませんか。

しかし算数や計算のお勉強で「楽しい」という気持ちは、
一過性の楽しさとは異なります。

お子様が計算自体の持つ仕組みに興味を持ち、「おもしろい」と思えたら
楽しくなり学んでいけます。

まだ数字が書けない4歳でも。高学年になった11歳でも同じです。
年齢に関係がないことを日々の授業で実感しています。

お子様が計算や数字に興味を持てるように私たちが様々な工夫をするのは
当たり前です。

そのうえで「計算がおもしろい!だから楽しい!」ということに気づけた
お子様が数多くの問題を繰り返し解き、

その結果として算数200点満点、全国1位を取れることに貢献できたとしたらすばらしいことだなと感じました。


授業が終わりお迎えにいらしたお母様からも

「先生!塾の算数のテストで200点満点取れました!全国1位です。
やりましたよ!本当にうれしい!」
と、満面の笑みでご報告してくださいました。

▼小5女子のお母様はどのようなお人柄?

お母様は働いておりとてもお忙しい方です。

私立の有名女子校に通われていますが、算数は独自の問題集を利用しており進捗も早いとのことでした。
受験を念頭に入れており、暗算力を高めるために練習をはじめました。 

そして興味を持ったことを探求するお子様の特性を活かして、
計算の持つおもしろさを知れたら良いなと考えて、選んでくださいました。


おそらく多くの方が聞いたことがあるかと思いますが、
大手受験塾のテストでは小5で習う枠を超えて
小6レベルや受験で出題されるような応用問題を解くことが求められます。

必然的にレベルは高くなります。
本番で解くのはお子様ですので、解けるようになるための本人のがんばりはもちろん必要です。

しかし、お母様のお話を伺っていると、お母様のサポートがあるからこそ、今回のすばらしい結果につながったのだなと感じました。

高学年とはいえ小学生1人では、1年以上先に控えている受験日までに
何をすべきか、受験塾のカリキュラムにあわせて学習のスケジュールを
立てるのは難しいはずです。

算数における自分の得意分野・不得意分野を見極め、志望校対策とあわせて復習・予習の進め方を組み立てるのも簡単ではありません。

お母様がスケジュール管理や習い事の調整をしながら
天候に左右されることなく計算塾への送り迎えも欠かさずおこなっていらっしゃいます。

 計算塾での授業の時も、

「今日もここに来るのを楽しみにしてたんですよ。
いつもやる気がすごいよ!ね?」
「300問も解くくらい集中できたんだね!がんばってたね!」

など、お子様にはいつも明るく前向きに声を掛けていらっしゃいます。

時にはご自身のお仕事で疲れている時、体調が優れない時もあったと
思います。

それでも日々お子様のことを考え、メンタル面も含めて自然な支えになっていたからこそ、お子様の安心感につながり
塾のテストで実力を発揮できたのだなと感じました。

お子様をサポートされているお母様にとって
今以上に私たちができることはないだろうかと思い、

「計算塾で少しでもお役に立てられたことはありますか?」
と、聞いてみました。

「ありますよ!満点ってことは計算1つ間違えられないってことですよね。わかりやすい計算問題だけでなく、複雑な図形とか難しい文章題・特殊算
とかもありますけど、
どれも計算で間違えたらそれだけで×(バツ)ですから。」

 と、おっしゃっていたことが印象的でした。

 ▼小学校算数の問題はすべて「計算」にたどり着く

「(どのような問題も)計算で間違えたらそれだけで×ですから」

お母様が受験対策を進めていく過程で「暗算力の重要性」に気づかれ、
おっしゃってくださいました。

お母様の認識の通り、小学校1年から6年までの算数は、答えを出す過程で
計算がすべてです。

高学年になると特に図形、比、割合、Xの文字式、文章題…と
様々な範囲を習いますが、解き方や考え方を理解し、式を書いたら最後は
計算をして答えを出します。

中でも小5に求められる計算力、とりわけ受験で通用するレベルというのは、

  • たし算、ひき算、かけ算、わり算を使った整数・小数・分数の計算

  • 整数・小数・分数が混在した問題

問題例

この2つを間違えずに素早く答えることができる力です。

ご存知の方がほとんどだと思いますが、改めて整理しておくと
どのテストにも必ず制限時間があります。

そしてどの受験塾のテストでも大問が7~8まであり、
大問1の計算問題から大問の数字が大きくなるにつれて図形問題、文章題につながり難しくなっていきます。
配点も高くなります。

「間違えずに早く解く」このシンプルな暗算力がどのテストでも
4つの優位性を呼び込みます。

 ▼「間違えずに早く解く」暗算力が持つ4つの優位性とは?

「間違えずに早く解く」暗算力を徹底して高めておくと
算数においては目の前の景色はガラリと変わります。 

  1. 文章を読みながら/問題を考えながら、暗算をしつつ式をまとめて書けること

  2. 高い計算力を持っているので「計算は大丈夫!」という安心感と自信を持ちながら問題文の解き方、式の立て方を考えることに集中できること

  3. 暗算ができるので1問ごとに10秒程度で見直しができること(見直しに必要な時間を短縮できる)

  4. 見直しができるので正答率が高くなること

「小6になると受験塾の時間がさらに増えます。
本人は『続けたい。楽しいからもっと暗算ができるようになりたい!』
と言っているので、私もここ(計算塾)は続けたいと思っています。」

と、伝えてくださいました。

受験対策のため時間が限られる中で、すでに持っている暗算力を
実践で使えるレベルで維持し、暗算力を持っていないお子様より優位性を
持ったまま受験に臨まれる予定です。

改めて、これまでと変わらず私たちがお子様の暗算力をお約束することで
ささやかではありますがお母様の安心の下支えができるとしたら
光栄なことです。 

受験本番まで、
また一緒に乗り越えていく機会をいただけてとてもうれしいです!


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