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名もない絆のドライブスルー

何か解決したり、思い切り笑ったり
そういうのとは、ちょと違うかも

何ひとつ片付かないけれど
その空気が全てをチャラにし合うだけで

過ぎない時間って、存在する気がする

色のついた言葉が、似合わないから

ただ何もないが、ただひとつ居座っている

「名もなきスルー」
タイトルなんて付けたい時に投げたりすれば

ギリギリ隅で、誰に気付かれなくても


梅雨の夜に雨が上がったね
少し涼しくて少し生温い
夏の匂いの風が吹いて
今、車の窓を全開にして君を迎えに行くよ
目的地はないけれど
この風に癒されて
僕らの庭を一周しようか

「Warm Daily Life」より



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