相良 梨月

🗿の上にも12年。通りすがりの梨です。

相良 梨月

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マガジン

  • 徒然なるままに いつのまにかママに

    日々思うことをのんびり書いています。

  • 浅生鴨さんとのおしゃべり

最近の記事

ホメ言葉

近ごろの娘の最大級のホメ言葉は「おとなみたい」である。 「ねぇ、わたしおとなみたい?」 「わぁ!ママおとなみたい」 「早くおとなになりたいなー!」 まだまだ純粋な4歳に、大人だから夜更かしができるとか、おやつが食べ放題だとか、そんな明確な理由はない。 保育園のお兄ちゃんお姉ちゃんの誰よりも大きくなりたい、なんかカッコいい、そんな感じ。 彼女の「おとなみたい」の甘さには、たまらないものがある。 そんなに急がなくてもいつでもなれるよって言うと「なんで?今なりたい」って言う

    • ご機嫌スタイル

      子供たち2人がインフルエンザ、夫も発熱し明日の検査を待つ身、わたしが最後の砦の日曜日。 みんな寝たので、久しぶりにnoteを書くことにしました。 4歳の娘がスキップを習得し、近ごろ外ではだいたいスキップしている。 1人でも、手を繋いでいても。 ぴょんこぴょんこ、ぴょんこぴょんこ。 どんどんどんどん上手になっていく。 そして、最近の口ぐせは「さいこーのきぶん」 今日もiPadを観ながら、右手にジュース、左手にお菓子を持って「ジュースとおかしとiPad、さいこーのきぶん」頂

      • ハロウィンに保育園で子供たちに配るお菓子を準備しようと買い物に出かけたら、街はクリスマス一色! 日本のどこかにいるであろうギリギリ仲間たちにエールを。 私はというと小田和正を聴きながら、お菓子をつめた袋に、店の片隅で見つけたシールをペッタンしています🎃

        • うちの子天才

          1歳の息子は、となりのトトロより耳をすませばが大好き。ラストシーンで拍手してたって夫が言うのでまたまたぁ…と聞き流していたら、なんと毎回やっている! 3歳の娘に「大好き!」って言うといつも 「ママ、パパ、(弟の名前)だいすき!」と答えてくれる。 ああもう!大好きだ! すくすく大きくなぁれ。 #こどもの日 #なんにも教えてない #教わってばかり

        • ご機嫌スタイル

        • ハロウィンに保育園で子供たちに配るお菓子を準備しようと買い物に出かけたら、街はクリスマス一色! 日本のどこかにいるであろうギリギリ仲間たちにエールを。 私はというと小田和正を聴きながら、お菓子をつめた袋に、店の片隅で見つけたシールをペッタンしています🎃

        • うちの子天才

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          9本
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          2本

        記事

          眠れなかった夏のこと

          昨夏、地元の高校が甲子園を勝ち上がっていた。 連日テレビで応援していた私と夫と父は、いてもたってもいられず準々決勝を甲子園まで観に行った。産休中だった私は、思いつきで行動できる日々にはしゃいでもいた。 駐車場を探すのにてまどり、着いたのは3回裏。 外野席は満員御礼で、内野の、いかにも身内席の端っこしか空いていなかったため、そこに3人でちんまりと座った。 客席から見上げる広い空、気持ちの良い浜風、強豪校とは違う少しバラついたブラスバンドの演奏。前の席の男の子が担ぐユーフォニ

          眠れなかった夏のこと

          10ヶ月の娘が勝手に(たまたま)起動したカメラで初めて撮った写真を作品と呼んでお気に入りにいれるくらいには今日も親バカやってます。

          10ヶ月の娘が勝手に(たまたま)起動したカメラで初めて撮った写真を作品と呼んでお気に入りにいれるくらいには今日も親バカやってます。

          君の脚が魅力的じゃないのは

          私の脚は、太くたくましい。 テレビを観ながら寝てしまった母の、無造作に投げ出された脚が自分とそっくりなのを見るたび、遺伝というものの正確さを呪う。それに比べ姉の脚は、父方の流れを汲んで、すらっと長く美しい。大人になった今でこそ、仕方のないことだと思えるようになったけれど、何度うらやましく思ったことか。それに輪をかけ、姉に短足だの豚足だのデブだのと言われて育ったものだから、それはそれは相当なコンプレックスだった。 夫が彼氏だった頃のある日、いきなり「君の脚の置き方1つで、君が

          君の脚が魅力的じゃないのは

          理想のタイプ

          「どんな人がタイプ?」と聞かれたことは、誰でも一度はあるはず。これ!と決めている人やその日の気分で答える人もいると思う。 私はビシッと答えることのできない理想のタイプ難民だったので、尊敬できる人とか、面白い人とか、誠実な人とか、なんとも抽象的な答えを行ったり来たりしてきた。 (結婚するとパタリと聞かれなくなるんですよ、奥さん!って当たり前か) 「そのとき好きな人がタイプ」という答えは、ある意味核心をついている。けれどもこの問いは、パートナーシップでなにを大切にしていますか

          理想のタイプ

          部活動

          「なんでもできる人に私の気持ちなんてわからない」 1つ上の先輩は部活を辞めたいと泣いた。 上手な私と一緒にプレーするのは辛いと。 その日の夜、キャプテンから電話がかかってきて しばらく部活を休んでほしいと言われた。 高校1年生の冬のことだ。 その一言は、深く重く心にささった。 そうか、私は人の気持ちが分からないんだ。 そのことで、知らない間に人を傷つけてるんだ。 チームだから先輩後輩関係ないとか、 上手くなりたい!というのを真に受けて、 細かくアドバイスしてはいけなか

          ピカピカ

          肌寒いなと思ったら、雨が降っていた。娘も夫も寝てしまったみたいだ。今のうちにと洗濯物を畳みながら観ていた情報番組で、ペットボトル飲料の工場見学をしていた。ペットボトルのラベルは横から巻くのではなく、筒状にして上からかぶせるらしい。次々と降ってくるラベル、高速で進むベルトコンベア。列をなした白いラベルのミルクティーは、スターウォーズの機動歩兵にもみえた。 夫とは結婚して2年になる。私は2度目の、夫は初めての結婚だ。親しい友人にしか交際を伝えていなかったので、結婚を報告

          ピカピカ

          よく見ると汚くないもの

          あんまり見たくないものって あんまり見たくないだけあって あんまり見たことがない。 頭の中に思い浮かべると なんとなくモヤがかかっていて 気持ち悪さが倍増している。 えいや!と見てしまえば 思ったほど汚くなかったり むしろ きれいだなと思うこともある。 よく見るって大事だ。 よく見れば 事実だけがそこにある。 自分の中の嫌なところも それとおなじ気がする。 見ないふりをすればするほど 他人にはよく見えたりして。 いいところも 目隠しになることだってある。

          よく見ると汚くないもの

          明智光秀コラム|歴史は勝者がつくり敗者は何をつくるのか

          かつて明日のライターゼミという伝説のゼミがありました。これは、そのなかの田中泰延さんの講義課題で書いたものです。田中泰延さんといえば『読みたいことを、書けばいい。』📖のあのお方。自分の感動を、事象と心象の交わるところで、自分という読者に応えるように書くというその教えは、一見当たり前なことのようですが、実践し続けるのは簡単ではありません。ゼミで一緒に学んだ人も、本を読んだ人も、さまざまな人がいろんな場所で書き続けていると思うと、私もまた地道に頑張ろうと思うのでした。 あの本が

          明智光秀コラム|歴史は勝者がつくり敗者は何をつくるのか

          夫の風邪症状が1週間以上続き、保健所に電話した話

          これは、有益な情報や医学的根拠があるものではなく、なにを批判するでもなく、2020年5月14日現在の個人的な体験と感想をつづった日記です。 私たちの家族構成は夫、私、生後7ヶ月の娘。 住んでいるのは累計感染者数が100弱の地方都市だ。 4月末のある日、夫がなんだか体がだるいと言い始めた。夫も私も3月下旬からスーパーでの買い物や郵便局などのちょっとした用事、近所の散歩しか出かけていなかった。私たちが行っていた感染予防策は、消毒アルコールは手に入らなかったので、こまめな手洗い

          夫の風邪症状が1週間以上続き、保健所に電話した話

          やっとやっと分かってきたんだ

          怒られると 足元がぐらぐら揺れた 期待と異なる反応に 胸がしくしく痛んだ わたしを非難しているのだと思ったから そんなつもりがないとわかっているのに 相手の言葉を 刃物に 変換するのが得意なわたし そのかたちはさまざまだけど どれもこれも 心のやわらかいところへ届く その痛みは 今じゃないのに 恐れるあまり 繰り返されるあまり できてしまった回路 ここ最近 心ある人たちのおかげで やっとの思いで 飛び交う言葉や反応は 外吹く風だと知った 知ったはいいが

          やっとやっと分かってきたんだ

          タライの水を手前から向こうへ

          5月になった。 今日はカレンダーの裏に書いている。 つらつらつら。 急な暑さに身体がびっくりしている。 赤ちゃんは突然半袖になった。 ぷくぷくの手足が丸見えで可愛い。 いつもと違う散歩道を行くと鯉のぼりが泳いでた。 家にいることにも慣れてきた。 でもイライラしがちな日もある。 そんな自分をよしよしとなだめつつ夜が更ける。 夫がしてくれた話で好きなものをひとつ書いておく。 ある日私は、職場でとてもいいことがあった。ただのラッキーだったのだが、周囲の嫉妬心をばっちりと刺

          タライの水を手前から向こうへ

          心に師匠を

          師匠ってどういうものかなと、ときどき考える。 わたしは誰にも弟子入りしてないし 仕事ではいろんな先生に育ててもらって 患者さんに育ててもらった。 そうか。 わたしにとっての師匠は 大好きな本や漫画や映画に出てくるあの人たち。 出会ってきた大切な人たち。 そして今は、夫と子供も。 動物を師匠にする人もいるだろう。 わたしは彼らを心のなかに住まわせている。 彼らはどこからともなくわたしをみていて ことあるごとに言葉をかけてくれる。 わたしはわたしの中の師匠に恥ず

          心に師匠を