紫露草(むらさきつゆくさ)

紫露草の花言葉は「ひとときの幸せ」 その由来は、1日で枯れてしまうから。 もうひとつの…

紫露草(むらさきつゆくさ)

紫露草の花言葉は「ひとときの幸せ」 その由来は、1日で枯れてしまうから。 もうひとつの花言葉は「尊敬しています」 この由来は、次々と新しい花を咲かせる力強い姿にちなんでいるそうです。 人もいつ何があるかわからない。 「今日1日を精一杯行生きていきたい」と思います。

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2022年スタート

新しい年を迎えると、新しい気持ちになりますよね。 今年の漢字一文字は何ですか? 私は「動」動く 心が動く、ワクワクする、感動する 体を動かす、ストレッチ、ウォーキング、 前に、いい方向に動く! 友人が手書きで書いてくれたハガキのように、 一歩でも前へ 動きます!

    • 今回の実体験を書き終えて

      貴重な経験を忘れないために文字にした。 2021年9月から12月の出来事。 2021年も終わりが近づいてきている。 でも、私の命は続いていく。 壁に掛けている12月のカレンダーに書いてある言葉に心が安らぐ。 言の葉墨彩画家ひろはまかずとしさんが書いたもの “小さな幸せをひとつひとつ喜べるか 大切な「人生の楽しみ方」です。” 上書きしていこう。 小さな幸せを積んでいこう。

      • 実体験20 命は助かったものの、、

        退院して、3ヶ月目。 体は元に戻った。 でも、商売道具にしていた声が、元に戻らないことがわかった。 声帯に異常が見つかったのは、3院目。 声帯を支える軟骨が僅かにずれていた。 人工呼吸器を2週間で3回出し入れした時に脱臼したようだ。 脱臼して2週間以内くらいなら、まだ処置ができたようだ。しかし、わかったのは、2ヶ月以上経っていた。脱臼した状態で、固まってしまっていた。 でも、それだけ命が危険だったから、一刻を争う事態だったから、仕方ない。 日常生活は問題ないが、声

        • 実体験19 原因はワクチンかも、、

          今回倒れた原因は、新型コロナウィルスのワクチン接種だったかもしれない、、、 断定はできないが、特別なことはそれしかなかった。 ワクチン接種2回目の4日後だった、、、 2回ともファイザー社。 1回目は何も副反応なし。 2回目の翌日は発熱。最高38.5度。 これは想定の範囲内。 市販の解熱剤を飲み、3日目は熱は下がった。 首のあたりから、ヌメっとしたイヤな汗が多量に出たが、他は異常なし。 4日目、自宅でオンラインの仕事を普通にし、夕方パソコンを閉じ、部屋の中を歩いて10歩く

          実体験18 主治医と会話

          「明日退院しましょう」 一般病棟に移って1週間。 主治医がそう告げた。 この間、検査を受けた。 心電図。 胸のレントゲン。 下肢(膝から下)の超音波で血栓がないか。 造影CT(血管に造影剤を入れて血液の流れを診る) 検査の結果が良かったので、退院できるそうだ。 あとは、食べるリハビリと、声のリハビリくらいだ。これは、自宅でできる。 自宅の方がゆっくりマイペースでできる。 主治医がこれまでの経緯を説明してくれた。 搬送された時は、とても危険な状態だった。 肺と心臓をつな

          実体験18 主治医と会話

          実体験17 200メートルのソーシャルディスタンス

          コロナ禍で面会禁止。 一般病棟に移ってすぐ、看護師さんにお願いして、スマートフォンを家族に持ってきてもらった。 ICUにいる間、スマホは娘たちが管理していたようだ。 娘たち、、、 双子の娘たち、、、 社会人3年目の22歳。 スマホのロック画面の暗証番号は、以前から教えていた。 何も知らずにメッセージを送信する友人へ、事情を説明してくれていた。 娘たちが私と面会したのは、私が人工呼吸器を入れた後、眠っているのが最後だったようだ。 それから、面会できず、心のやり場をスマ

          実体験17 200メートルのソーシャルディスタンス

          実体験16 声がでない

          一般病棟では、患者の確認の為、名前と生年月日を言わなければならない。 でも、声がでない、、、 人工呼吸器をはずしてまだ2日目。 息でなんとか応えていた。 声がでないことが伝わっていない。 部屋に出入りする看護師や看護助手が来る度に、筆談で 「人工呼吸器をはずしたばっかりで声が出ません」 と書いて見せていた。 日常性格では、こんなにも音声情報に頼っていたのか、、、 身にしみてわかった。 私は手話がある程度できるが、相手が手話を知らないから通じない。 部屋のカーテンの向

          実体験16 声がでない

          実体験15 一般病棟は忙しい

          個室で1人になった、、、 と物想いに耽る間もなく、食事が運ばれてきた。 昼食だ。 言語聴覚士がいろいろ持ってきた。 お盆に栄養バランスよく5皿ほど並んでいた。 すべて練り物だか、見た目は、ほうれん草や、ハンバーグの形や色をしていた。 「食べられそうなものから口にしてみてください」 1番飲み込みやすい「アイソトニックゼリー」 嚥下1を飲み込んだ。 これなら大丈夫。 スティック状のゼリーを、お守りがわりに片手に持ち、次はお粥。 小鳥のエサくらいすくって飲み込んだ。 飲

          実体験15 一般病棟は忙しい

          実体験14 一般病棟へ

          人工呼吸器抜管翌日。 「今日午前中に一般病棟に移ります」 右脇にまとめて4本入っていた点滴も抜かれ2針縫われた。 点滴は右手の甲に1本になった。 他は、右手の手首に採血用の針。 尿の管。 紙おむつ。 栄養剤と薬を投与する鼻からのチューブ。 胸には心電図。 左の爪に、血中酸素濃度測定器。 これでも随分身軽になった。 昨日やっと抜管し、ホッとする間もなく、手際よく荷物がまとめられ始めた。 ベッドサイドに座っていると、1人の看護師さんが 「あー、良かったぁー」 と、私

          実体験13 言語聴覚士との出会い

          人工呼吸器がはずれて3時間ほど経った。 爽やか笑顔の女性がベッドサイドに来た。 「言語聴覚士の〇〇です。よろしくお願いします。」 これから飲み込みのリハビリをするようだ。 もう、食べなくでもいい。 人工呼吸器がはずれたなら、、、。 そう思ったけど、 「そのうち食べたくなりますよ!」 と言われた。 唾は、ゆっくり恐る恐る飲み込めた。 「これは飲み込めますか?」 そう言って、小さなカップを開け、スプーンでひと口差し出した。 恐る恐る飲み込む。 飲み込めた。 味

          実体験13 言語聴覚士との出会い

          実体験12 自分で呼吸することの喜び

          人工呼吸器が無事にとれ、口には何もない。 口が楽。 呼吸が楽。 鼻には栄養や薬を投与するチューブが入ったまま。 体には複数の点滴や、尿の管が入ったままだったが、呼吸器がはずれただけで、ものすごく負担がなくなった。 これまで、人工呼吸器に「全集中」だったから。 管が抜けただけで、頭もクリアになった気がした。 実は、口から入っていた管が人工呼吸器だったとは、抜管後初めて知ったのだ。 それまで医師や看護師との筆談では、 「口の管」 と表現していた。 いろいろ理解した

          実体験12 自分で呼吸することの喜び

          実体験12 抜管!

          9/21 いよいよ人工呼吸器抜管の日。 午前0:00〜 ステロイド投与 喉の腫れを抑えるため。 午前9:00 ICUのベッドに寝たまま心臓のエコー検査。 OK! ICUのベッドに寝たまま咽喉の内視鏡検査。 OK! 午前9:30 臨床心理士が、iPadで動画を見せてくれた。 娘からと、友人からのメッセージ。 コロナ禍で面会ができないから、iPadで心のサポート。そういえば記憶(意識)が出てきた頃、兄からのメッセージを看護師さんが聞かせてくれた。 その時は、涙が溢れ、呼吸も

          実体験11 抜管前夜

          「9/21、正午に抜管します」 前日、限界を感じて懇願した抜管は、祝日やスタッフの関係で、やはり予定通りの9/21。 前日の夜は、眠れそうになかった。 筆談で看護師さんにこう書いた。 「このまま寝るのが怖いです。 今夜だけ乗り越えたら、明日はプロ集団にお任せするだけ。支えてくださっている皆様の期待にも、今度こそは応えたいです。 今夜はこのまま起きていたいです。」 看護師さんは、私の心を汲み取ってくれ、 「いいですよ。何かあればすぐ呼んでくださいね」 とナースコールを

          実体験⑩人工呼吸器3回挿管抜管

          ICU入院11日目。 現実世界に意識が出てきて、メモ帳に記録を残し、少しずつ情報整理ができてきた。 医師や看護師ともメモ帳で筆談。 ばっかん、、、 ?? 話の流れで、人工呼吸器を抜くことを ばっかん、、、 「抜管」 というようだ。 「抜管は9/21を予定しています。 これまで3回挿管したので、今度は慎重にいきます。」 どうやら、最初に人工呼吸器を挿管して5日目に抜管したが、気道が確保できず、すぐ挿管。 翌日また抜管したが、喉が腫れていて、すぐ挿管。 入院して

          実体験⑩人工呼吸器3回挿管抜管

          実体験⑨歩くリハビリ

          「立ってみましょうか」 理学療法士にそう言われ、窓辺に手をかけ、立ち上がってみた。 立てた。 車椅子の高さからは、空しか見えなかったが、立つと、病院の向かいの建物や、交差点を行き交う車が見えた。 ICUの世界と、外の世界、、、。 こんなにも景色や流れる時間のスピードが違うのかと思った。 「歩行器を使って歩いてみましょうか」 キャスター付きの歩行器に体を任せると、前に進んだ。 そのまま前に進み続けた。 「すごいですね!スピードもありますね!」 自分でも随分早く

          実体験⑨歩くリハビリ

          実体験⑧理学療法士との出会い

          「今日から担当します。よろしくお願いします」 爽やかな青年がベッドの脇に立って挨拶した。 理学療法士らしい。 ICUで目が覚めて間もないのに、まだ口から人工呼吸器を入れているのに歩くリハビリをするそうだ。 初日は、ベッドに寝たまま、足を軽くマッサージしてくれた。 幸い麻痺もなく足も自由に動く。 ただ、人工呼吸器を口からくわえたまま、沢山の点滴をつけたまま、歩く練習?? 翌日は私1人に4人がかりで歩く練習が始まった。 理学療法士2人、簡易人工呼吸器を管理する臨床検査士

          実体験⑧理学療法士との出会い