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Happy Mom Happy Family

私は2023年、68歳の母を亡くした。

まだまだ彼女を思うと涙をすることもあるけど、基本的に残された家族は今も幸せに暮らしている。

だってみんなが「お母さんは幸せな人生を謳歌した」と知っているから。

彼女は、私が子供の頃から亡くなるまで常に「私は幸せ」と言っていたし、電話をするといつも明るい声で返答してくれた。

そう、家庭にとってお母さんの幸せってどれだけ残された家族にとって重要かと思い知った。

私の母は、小さい頃から家庭環境も複雑で色々と苦労をしていた。

しかし彼女はよくこう言っていた。

「幸せは自分次第。自分で自分を幸せにするの」

彼女は、常に自分を幸せにすることを惜しまなかった。

母は、基本的に子供たちに自立することを教えてくれ、何でも子供達がやりたいことをやらせてくれた。

その代わり、彼女もやりたいことをやっていた

子供3人に恵まれ、父は海外単身赴任だったため、彼女が日本をベースに3人の子供の思春期を主に母一人で育ててくれた。

仕事も楽しんで、友達とも出掛けて、習い事もしたり、末っ子の私が高校生になってからは、父と会うために2週間ほど子供を日本に残して、平気で一人で海外旅行することもあった。

日本語、英語、インドネシア語、そして手話も出来て、それを時と場合によって使いこなし、インターナショナルな考え方で様々な問題を多面的に解決していた。

たまに怒ったり、泣いた姿を見たこともあるけど、私たちの思い出には、常に彼女の笑顔と元気で明るい声しか残っていない。

私も4歳の息子がいる今、特に親の幸せは、必ず子供の幸せに繋がると自分自身に言い聞かせている。

そして私にもいつかどこかで死が訪れた時、周りが悲しみに暮れるのではなく、「彼女は幸せな人生を謳歌したね」と思って欲しい。




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