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ソロリサイタル

2023.9.10 (Sun)
🅿️fes.51 @ SHIBUYA LUSH

16:55~Cham Sakamoto

Opening SE
RIDE ON TIME (山下達郎)

Set list
1.私は最強(Mrs.GREEN APPLE)
2.いつか (Cham feat. Nao/P) →オリジナル曲
3.Runaway Baby (Bruno Mars)
4.PUNK (中島卓偉)
5.PRAYING RUN (UVERworld)
6.aiko🎹インストメドレー
7.Hey Jude (The Beatles)


実に5年ぶりのソロライブでした。ご来場いただいた方、配信みてくれた方、行けなかったけど気にしてくれた方、ありがとうございました。

告知のチラシにはCham Sakamoto (弾き語り)と書いてありましたが、実際弾き語りしたのは1曲目だけ。だってフィーチャリングとかバンドとかやりたかったんだもん笑。

リアルPfesへの出演は2019年のPUFFYバンド以来なんと4年ぶり!しかしながら、主催のPさんがやっている音楽YouTube番組『P Fes online』への参加をきっかけに、ここ1年半ほど色々なアウトプットをさせて貰いました。そしていよいよ本チャンのリアルPfesへ。時は来た。

1.私は最強(Mrs.GREEN APPLE)


昨年からガッツリハマっているミセスの楽曲。Vo.大森元貴さんのオペラ的な歌唱がたまらない。女性シンガーのAdoさんに先行で楽曲提供されたが、本家セルフカバーはキーが変わっていない。どんだけ高いんだよ。

オリジナルキーは高すぎて、結局キ-3で歌うことになったんだけど、本番前に自分の持ってきたギター本体が鳴らないというまさかのトラブル。急きょバンドメンバーのギターケンちゃんのを借りてプレイすることになったが、彼のチューニングが半音下げで設定されていたため、実際は練習してたキー+2で歌わざるを得なくなる・・・クッ。ライブは生き物。もう覚悟決めて歌うか!










撃沈でした・・・。
雑になっちゃったなあ。この曲だけもう1回何かの形でリベンジしたい!

2.いつか(Cham feat. Nao/P)

今回披露した唯一のオリジナル曲。Pfes online上で昨年同じく番組常連のNaoちゃんに昨年提供した楽曲を1年越しでお披露目しました。

L⇔R
P (Pf), Nao (Vo.) Cham (G./Cho)

この曲はNaoちゃんへ書いた曲の3曲目。1曲目の『105』がミディアムポップ、2曲目の『夏風邪』がアップテンポロックだったので、必然的に3曲目は落ち着いたバラードにしよう、と。広末涼子さんでいうことろの3rdシングル『風のプリズム』(作詞作曲:原由子)のようなポジションかな。

作曲はMr.Childrenの『and I love you』や『Halleluiah』からインスパイアされたイントロのコード進行(Dadd9→Daug→GmM7→Gm6)を際立たせたいなと思って試行錯誤しました。サビでもちらっとディミニッシュコードが入っていたりと、コード進行が細かく動く分、メロディはシンプルに丁寧にピアノで作って提出。そうしたらすぐ㌧でもないくらいの素晴らしい歌詞がNaoちゃんからラリーで返ってきてびっくり!全く打ち返す術もありまへんでした。

『いつか』
隣を歩く 君の手を握りなおすと
ぬるい体温 じんわりと汗ばんでいく

変わり映えしない日が愛おしくて
独りきりの心を溶かしてく

いつかいつか目の光が消えて
君に声を届けられなくても
輝いて瞬いて果てしない道を照らす
星になれますように
ずっと笑顔でいられるように

夜の匂いと首筋を撫でる風

揺れる水面のような曖昧な
感情も隠さずに見せて

そっと空を見上げて願っても
ぼやけた輪郭の月が浮かぶ
悲しみに覆われて潰れそうになっても
目を凝らし道を探す
君の心を守りたい

口にするのも憚られるような夜を
いくつも作ってしまっても
手のひらを握りなおして行く

すれ違う人のそれぞれの日々
重い軽いなんてあるわけない
ただ守るものの順序が違うだけ
私は私の大切を

いつか目の光が消えて
君の声が聞こえなくなっても
輝いて瞬いて果てしない道を
迷いながら歩いていく
君が笑顔でいられるように
祈ってる

Words: Nao / Music: Cham

主催のPさんのピアノが入ることでよりドラマチックな楽曲に。最初で最後のリハの時、ピアノアレンジがあまりに素晴らし過ぎて「なんか卒業式(みたいな壮大さ)じゃん!」と思わず笑ったのは印象的だったなあ。曲がお化粧されて美しくなっていく感覚を味わえるのは作曲者として冥利に尽きます。

お客さんのリアクションも上々だったようです。本当にこのタイミングで、この3人で演奏出来て良かった。2人のおかげで今後もずっと記憶に残るくらいの素敵なステージになりました。Pさん、Naoちゃんありがとう!


3.Runaway Baby (Bruno Mars)

さあここからはバンドコーナーだ。個人的に男子だけでバンドでやるってのが超久しぶりで、もうなんかそれだけで嬉しくなる。スタジオも毎回楽しかったなあ。

Vo. Cham
G.Ken
B. Ryosuke
Dr.Johnny

ブルーノマーズは遅ればせながら最近からガッツリハマっていたアーティスト。歌唱力、ソングライティング、リズムアレンジ、そしてステージでの佇まい。全てが世界トップクラス。偉大なる先人JBジェームス・ブラウンMJマイケル・ジャクソンらへのリスペクトも感じさせるその音楽性に世界中が虜となり、日本でも来年の東京ドーム公演は即完という。フジロックもサマソニも彼を招聘出来ていないのは、呼んだら他のアーティストが呼べないくらいの破格のギャランティがあるのかな、と邪推してしまうほど。

個人的にはこの曲が一番落ち着いて出来たし、そこを踏まえた上で次の少し荒々しいロックモードに移行出来た気がする。なかなかリズムのノリが出にくいこの曲に、しっかり向き合って音をだしてくれたバンドメンバーには感謝しかない。

歌いながら16ビートでタンバリン 
意外と難しいんですよ・・・


4.PUNK (中島卓偉)


世界一好きなロックンローラー、中島卓偉さんの『PUNK』をプレイ。卓偉さんは自分にとっては血肉を通り越して水のような存在。無いと困る。だって20年以上前から好きなんだよ。自分の歌唱やパフォーマンスという点において、これ程影響を受けた人はいません。

スタジオ練習でもみんな高校生に戻ったみたいに嬉々として演奏してたな。シンプルだけど、それがめちゃくちゃ格好いいというお手本のような曲。今でも大好き!


ハットを取ってお立ち台で歌唱


5.PRAYING RUN (UVERworld)

すべてはこの曲を歌うための布石だった、といってもいい。
自分が走り続けるきっかけをくれた曲。これをバンドでやれる日が来るなんて。

ギターのケンちゃんもランナーで、先月北海道フルマラソン完走したりとメンバーの熱量も高かった。何よりオレのこの曲に対しての想いを理解しようとしてくれて、それを試行錯誤しながら音につなげてくれたメンバーには感謝しかない(2回目)。

ロックする黒い男たち


ランに対しての想いは別のテキストがありますので、興味ある方はのぞいてみてください。


6.aiko
🎹インストメドレー

Aka
カブトムシ
KissHug
ウミウサギ

ピアノもソロライブでやりたかったことの1つ。コロナ禍で「ピアノの蘇生」をテーマにずっと練習を続けてきた。楽譜が読めないから、必死に音だけを辿って、何度も何度も鍵盤に指を落として頭と身体に叩き込んだ。そのうちに、なんとなく感覚で弾けるようになってきた。そんなことを3年繰り返した。

上を目指せばきりがないけど、人前で披露できるようにまでなったのは良かった。


そこはかとないYOSHIKI感・・・


7.Hey Jude (The Beatles)

最後は誰もが知る大名曲スタンダード・オブ・スタンダード

ウミウサギのラストの旋律からブリッジを狙って、同キーであるこの曲につなげたかったんだけど、最後に譜面台倒しちゃって御破算に。オーディエンスから「これがCham Sakamoto」と聞こえた時は逆に嬉しかった。支えられてるなあ笑。

この時点で喉をだいぶいわしてて、異変に気付いたB.りょーちゃんがお立ち台に座り中央でベースを弾くという臨機応変さを見せる。めっちゃ目を合わせてくるから、明らかに心配してんな・・・じゃあもう歌に振り切っちゃおうかな、ということでピアノ演奏をやめて途中から歌だけになりました笑。

最後のラララ~大合唱はポールになりきったよ!


ということでソロリサイタル終了しました。自分のやりたいこと全部できたけど、一緒に音をだしてくれたゲストミュージシャン、バンドメンバー、そして暖かいオーディエンスの皆さんがいなければ決して成立しないライブでした。こんな機会を与えてくれて本当にどうもありがとう!

バンド、好評だったようなので、続けようかな・・・と思います。
まずは打ち上げだね。


Thank you for all!!
We are going forward

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