『移動で人を幸せに』 眞井卓弥さん 〜モトヤフインタビュー〜
-本日はインタビューよろしくお願いいたします。最初にお名前とご年齢を教えてください。
眞井 卓弥です。1987年生まれ、35才です。
-お生まれはどちらですか、またどちらにお住まいですか。
千葉県出身、東京都内住まいです。
-これまでのプロフィールをご紹介ください。
東日本大震災直後の2011年ヤフーに新卒入社しました。在職中はコマース部門や経営戦略部門などを経て、デジタルコンテンツ領域の事業企画部長や子会社社長室長を担当しました。
2019年にタクシー大手である日本交通グループのJapanTaxi株式会社にジョイン、その後DeNAのタクシー配信アプリ等に関する事業との統合を経て、現在はGO株式会社(旧:株式会社Mobility Technologies)の執行役員と、そのグループ会社である株式会社IRISの代表取締役社長を兼任しています。
-ヤフーに入ったきっかけは何でしたか?
父が機械系のエンジニアだったこともあり、『Windows95』の頃からPCが身近にありました。そんな環境もあり、インターネットの仕事をしたいという思いが次第に大きくなり、新卒でヤフーの門を叩きました。
-ヤフーでのお仕事はどんな内容でしたか?
入社直後は宮坂さんが統括本部長を務められていたコンシューマ事業統括本部にて、ECコンサルタントからキャリアをスタートしました。また現常務執行役員の秀さんやGYAOの社長を務められた田中祐介さんのもと、コマース領域の新規事業企画やビジネス開発も担当しました。
その後、ジョブチェン制度で経営戦略部門に移り、経営戦略・M&A・PMIなどを経験し、最終的にはY!ゲームや電子書籍などのデジコン部門の事業企画を担いました。イーブックイニシアティブジャパン(2022年3月よりLINE Digital Frontier株式会社の完全子会社)にも出向していました。
-ヤフーで学んだことはどんなことでしたか?
はじめて転職するまでの社会人経験のすべてです。事業現場の最前線と、コーポレート部門の両軸の経験をバランスよく積めたことも大きかったです。
-ヤフー時代のエピソードやトピックはありますか?
一休のヤフーグループ入りが印象深いです。当時のヤフーにおいて最大規模のM&A案件で、チームメンバーとして全力で取り組みました。数年経った今、ヤフーのトラベル領域を一休がリードしている姿を見られてとても嬉しいですし、自身もヘビーユーザーとして今も利用させていただいています。
-辞めたから分かるヤフーの良さというものはありますか?
素晴らしい成長環境だったと思います。現職では、ヤフー時代の資産を食い潰しきらないように(笑)、新しい機会には積極的にチャレンジするようにしています。
-ネクストキャリアを選んだ決め手は何ですか?
純粋なインターネットカンパニーの経験をヤフーで積めたので、インターネットのパワーが最大限発揮される「インターネット×リアルビジネス」のなかでもリアルビジネス寄りのフィールドで次は挑戦したいと思っていました。たくさんの業種の中で、私のパーソナリティから少し運命めいたものを感じてタクシー業界に飛び込みました。
-現在のお仕事は具体的にどんな内容でしょうか?
タクシーアプリ『GO』などを展開するGO株式会社にて、執行役員として新規事業を担当しています。タクシーの脱炭素化に向けたGXプロジェクトや、乗務員をはじめとした人材不足の解消を目指す人材獲得事業など、業界課題に対してアプローチするような事業立ち上げにトライしています。
・脱炭素サービス『GX(グリーントランスフォーメーション)』
・アプリ専用車『GO Reserve』専用乗務員『GO Crew』
加えて、弊社はトヨタ自動車やNTTドコモ、KDDI、あいおいニッセイ同和損害保険、電通グループなど重厚長大な事業会社の皆様に株主として資本参加いただき、同時に業務提携関係にあります。それら株主の皆さんを中心としたステークホルダーとのリレーションシップマネジメントを担っています。
また、弊社子会社でありアドテクのフリークアウト・ホールディングスとのジョイントベンチャーIRISの社長を兼任しています。IRISは東京都内を中心に全国30都市の約66,000台のタクシーにてメディア「Tokyo Prime」と広告事業を展開する業界最大手です。
-現在の仕事の面白いところや素晴らしいところを教えて下さい。
弊社GO株式会社は私が入社したJapanTaxi社と、競合関係にあったDeNAのタクシー配車アプリ等に関する事業が統合する形で発足しています。事業やカルチャーの融合がすすみ、統合前を知らないプロパー社員も増えて、新しい企業に日々変化していく感触はとても面白いです。
また、主力事業のタクシーアプリ『GO』もおかげさまで多くのユーザーにご利用いただいています。グロースフェーズならではのワイルドな事業展開・意思決定ができる環境はとても刺激的です。
-今、特に力を入れていることは何ですか?
いまの仕事に全力投球しています。ヤフー時代に面識のある皆さんから「お前そんなに仕事に情熱あったのか」とよく笑われます(笑)
-ご家族以外で尊敬している方がおられたら教えて下さい。
現・東京都副知事の宮坂さんです。コミュニケーションの機微や、人を惹き付けるリーダーシップを学びました。
-ところでご趣味は何ですか?
モビリティ屋なのでクルマです。EV関連の事業を担当していることもあり、プラグインハイブリッドのEVに乗って研究しています。それと、ロードバイクもヤフー在職中に乗り始めて、ツール・ド・東北にも過去2回参加しました。今年度の第10回記念大会に久しぶりに申し込みました。当たるといいな・・・
-コロナで変わったことはありますか?
会社を統合した翌週の2020年4月に最初の緊急事態宣言が出てしまい、リモートでの新会社立ち上げを余儀なくされたことが今となってはいちばん危機的でした。公共交通に根ざした会社ですので、事業上もコロナの影響はとても大きかったです。
-イマヤフに伝えたいメッセージをお願いします。
新卒でヤフー入って本当に良かったと思っています。そんな環境を提供してくれたすべての皆さんにお礼を伝えたいです。
-モトヤフや読者に伝えたいメッセージをお願いします。
一緒に働いていただけるメンバーを積極募集中です! 複数のモトヤフメンバーがゴリゴリ活躍している会社です。事業上のコラボレーション機会がありそうな方もぜひ、お声がけいただけましたら嬉しいです。
-眞井さん、本日は大変ありがとうございました!
(本日のインタビューは川村英樹が担当しました)
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