ぞうさん
もうすぐ誕生日だけれど今年もひとりバースデー。だから今日スーパーでクリスマスのシュトーレンを清水の舞台から飛び降りるつもりで購入しました。
私はシュトーレンがケーキの中で一番好きなのです。クリスマスの時期しか味わえない特別感も好きなのかな。
美味しいものを食べると少しだけ、私は気分が上がるのですが、落ち込みが酷い時は何を食べても美味しいと思えない……。
何だったら落ち込みから立ち直れるのか?やっぱり私の場合音楽かなと思う。どんな時でも音楽は味方でいてくれる気がしてならないのです。
小さい頃、つらいことがあるといつも唄を歌っていました。まだ覚えているのですが幼稚園生の時、弟が母に絵本を読んでもらっているのが羨ましくて、絵本を両手に抱えて母に「私にも読んで!」と頼んだら、「あなたは絵本なんて好きじゃないでしょ」と一喝されました。私はとても悲しくて布団を被り泣きながら「ぞうさん」を歌いました。でもいま考えるとぞうさんの歌詞は余計に悲しくなる気がします。でも子どもながらに「母と繋がっている」ということを思い込みたかったのかもしれません。
それからしばらく私は絵本を読みませんでした。小学校に入学して自分で字が読めて内容を理解できるようになった頃、児童書から読みはじめました。そんな私でも国語だったり英語だったり、言葉や文章が好きになれたのは、唄を歌ってあの悲しみを乗り越えたからかもしれません。自分であの時の自分に「よくがんばったね」と言ってあげたいです。もう遅いかな。
ひとりは寂しいけれど、誰かといると良いことばかりだけではなく、必ず傷ついたり悲しい思いをしたりもするので、私にとってどちらがいいのだろうか?なんて考えたりもしている最中です。
今年の誕生日に食べるシュトーレン、美味しく感じられるといいな。
今日は秋の嵐でした。しかもかなり暑かった。季節の変わり目、どうか皆さまご自愛ください。
本日もお疲れさまでした。明日がいい日となりますように!
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