見出し画像

Androidエンジニアあんざいゆき氏×RIZAPテクノロジーズ社長対談〈3/3〉

最先端で活躍するAndroidエンジニアであるあんざいゆきさんが、このたびRIZAPテクノロジーズ社の技術顧問として就任しました!
今後、chocoZAPアプリの開発支援や若手育成に携わっていただくことになります。そこで今回は、RIZAPテクノロジーズの鈴木隆之社長と対談をしていただきました。
盛りだくさんの内容となったため、対談の模様は3回に分けてお届けします。 最後のテーマは「chocoZAPの今後」。ここから数年で、事業はさらに面白くなる予定です!


▶︎プロフィール
あんざいゆき/株式会社ウフィカ代表取締役社長。Google Developer Expert for Android。Android App Developer。Android 黎明期よりアプリ開発に従事し、長年の経験や知識をもとにさまざまな企業でアプリ開発の支援や技術顧問・アドバイザリーを行う。また、カンファレンスでの講演や著作などコミュニティ活動に力を入れている。著書「Android Pattern Cookbook マーケットで埋もれないための差別化戦略」(インプレス)、「わかる!ドメイン駆動設計」など多数
鈴木隆之/RIZAPテクノロジーズ代表取締役社長。RIZAPグループ上級執行役員


↓↓↓ PART1はこちら ↓↓↓

↓↓↓ PART2はこちら ↓↓↓





5年前はできなかったことも
次の5年ならAIで実現できる


――ありがとうございます。では次に鈴木社長に質問です。今後chocoZAPはどのように拡大、成長していくのかという展望についてお聞かせください。

鈴木:これからさらに会員さまも増え、それに伴い店舗も増やしていくという意味での成長は確実にします。
それに加えて、ジムに限らず体と心の健康に寄り添って生活がもっと充実するようなサービスを、月額2980円の中で提供していくプラットホームになることを目指しています。
そうなるとアプリのあり方も変わってきますので、開発、プロダクト企画、デザイン含めて、どのようにいい形にしていくかというのは、大きなテーマとしてあります。



鈴木:
もう一つはさっきもお話したハードの連携という部分で、たとえばマシンにセンサーをつけてトレーニングを何回やったかを計測し、それをアプリに取り込むなど、無人だけれども店舗での体験を豊かにするための仕組みはこれからも入れていきたいですし、そこをアプリとどうつなげていくかも重要だと考えています。

あんざい:結構な一大プロジェクトというか、テーマになりますね!

鈴木:はい。日本だとそこまで本格的にやっているところはないと思うんですよね。
人がいない店舗ですので、今はマシンが壊れたり掃除が行き届いていなかったりということをご指摘いただいていますが、そういうこともちゃんと検知できる仕組みを作って、お店のクオリティーも人間がやるより高い状態に保たれるようなものを、デジタルの力で実現できたらいいなと思っています。

自動車の無人運転も最初はいまいちだったけれど、ここ何年かで進化して安全性が向上してきているので、無人店舗も何年か後には「人に依存しないぶん、品質が担保されている」という状態を目指したいですね。
それには開発の人手も足りませんし非常に大変ではあるのですが、そういうチャレンジができる会社ではあるので、結構面白いのではないかと思っています。

あんざい:確かに5年前だったら無理ですけれど、次の5年だったらいける気がしますね。今のAIだったら汚れているかどうかとか、マシンが壊れているかどうかも検知できると思うので。

鈴木:そうですね。chocoZAPのような無人店舗の立ち上げも、5年前だと相当な投資が必要で時間もかかったと思うのですが、今だとSaaSなどもいろいろあるので、スピード感を持って実現できました。

今すぐ実現するのが難しいことでも、ここから数年でテクノロジーも進化してけば、おそらくコストパフォーマンスよくできるようになっていくと思うんです。

そういう意味ではchocoZAPは非常にいいタイミングで事業が立ち上がりましたし、これからも発展していけるんじゃないかなと思っています。



リスクを恐れず、新しいことに挑戦し続ける会社です!



――最後に読者へメッセージをお願いします。

鈴木:今の話の続きからになってしまいますが、chocoZAP だけでなく、RIZAP事業もデジタルの力を使って進化していく予定です。

たとえばRIZAPでは、パーソナルトレーナーがお客さまから朝昼晩、何を食べたかというのを送っていただいて、それをもとに食事のアドバイスなどをしていますが、こちらもゆくゆくはChatGPTを使って自動化できるのではないかと思っています。
構想自体は以前からあるものの、これも5年前にやろうとしたらとんでもない投資が必要で、それでもなんだか変なことしか返せないという感じだったと思うのですが、今ならそれなりに精度の高いレスポンスを返せるのではないか、という感触はあるんですよね。

これまでずっとRIZAPやトレーナーが培ってきたデータを生かして新しい価値を創造する手段は、ここから5年ぐらいでさらに進化すると思うので、そこに乗り遅れず、むしろ先陣を切ってやるぐらいの勢いでいきたいです。
もちろん、最初にやるのはリスクが伴いますが、そうしたリスクをとってでもチャレンジするというカルチャーが弊社にはありますし、だからこそchocoZAPも立ち上がっています。そういうチャレンジを今後も続けていきたいです。

あんざい:それにはもっと仲間が必要ですね。

鈴木:はい。そうなんです。
伸びている事業やプロダクトに関わることはご自身のキャリアにとってもメリットが大きいと思いますので、今のRIZAPテクノロジーズに興味を持ってくださった方、ぜひご応募ください。よろしくお願いします。

――あんざいさんからも一言お願いいたします。

あんざい:この先かなり面白そうですし、長い歴史のアプリだと入ったらメンテナンスしなきゃいけないようなことも、たぶんそんなにないと思うんですよね。技術スタックも新しいものばかり使っているようですし、新しいことをやりたいとか、自社サービスをやりたいと思っている方にはいい環境だと思います。

鈴木:ありがとうございます。あんざいさん、これからどうぞよろしくお願いいたします。

あんざい:こちらこそよろしくお願いいたします。

(了)

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?