ぽつぽつと降る雨のように心に降る言葉たち

信じること
疑うこと
裏切ること
応えること

盲信すること
なにか裏があると詮索すること
あなたには知らんぷり
わたしには精一杯

どれも苦しくて
どこか快楽で

ぼくたちは惑う、迷う。

なんでも難しくて、簡単で。
この世は複雑で、シンプルで。

わたしは常に新しくいたくて、
だけど過去を引きずりながら、
生まれた頃を思い出したがっている、不思議。

だいすきなひと、
どれくらいいただろう。
どれくらい本当の気持ちだろう。

自分に嘘をついていないか?
それは自分を追い詰めてないか?
責めちゃいないか?

どれもこれも愛。嘘だろう、きっと。
でも信じたい。
豊かな自分を、希望に満ちた未来を。

雨のように降る言葉たちは
あたたかいような、冷たいような。
わたしを確かに叩いて、
何かに気づかせようとする。

びしょ濡れになったら、
きっと思い出すだろう。
情けなかったこと、
それが涙だったこと。

会いたかったこと、
会いたくなかったこと。

必要とされたかったこと、
ひとりでいたかったこと。

僕らはどこまでも矛盾していて、
いずれも正解なんだ。

寂しいと言ってよ、
すぐに駆けつけるから。

なんて嘘もついたっけ。

それって現実のことだっけ。

もう思い出せない。
何も。

ただぼんやりと陽を眺める。

あなたにもこの日差しは届いているんだろうか。

世界は平等に不平等。

そんな悲しいこと、誰がいったんだろう。

そんな悲しい世界、誰が創ったんだろう。

全部人間の仕業だろうか。

いつか報いを受けるのか、
悲しいな。

こんなことのために生きてきたの。

こんなもののために生まれてきたの。

そうじゃないはず、と思いたくて。

できたらずっと、笑っていたいよ。

今まで泣いてきた数より、もっと多く、

笑っていたいよ、歳をとっても。

不機嫌だったあの人も、
怒りん坊なあの人も、
誰のことも愛せないあの人も、

いつかみんな幸せに気づくといいな。

来世でも、再来世でもいいからさ。


魂が尽きるまでに。


暗いかな、少しだけ。

だけどわたしは静かな方がすき。

賑やかで、眩しいよりも。

本当は、ずっとおうちにいたいんだ。

誰にも会わない日が続いたっていい。

手を繋ぐ人がいなくても、
隣で寝てくれる人がいなくても、
それでもずっと、生きてきたから。

わたしを笑わせてくれる人がいなくても、
喜ばせる人がいなくても、
怖い思いをするより、ずっとマシだから。
誰かに怯えているよりも、ずっと楽だから。

だからね、わたし、死ぬまでひとりでいたっていいよ。

いつか王子様みたいな人が現れても、
ガラスの靴はきっと歩きづらいし、
ドレスもダンスも似合わない。

それより自分で馬に乗りたい。

どこか遠くへ旅したい。

誰かを探すためじゃなく。
自分を探す為でもなく。

やさしい風を求めて。

わたしの頬を撫でる風を求めて。

健やかな風が心をかすめたら、
少しまた息がしやすくなる気がするの。


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