下の階のおじさん

今から7年ほど前の話になります。

その当時私は結婚しており、夫と1歳の娘と3人で団地で平穏に
暮らしていました。
私は初めての育児で昼夜問わず奮闘しており、
家事育児を全く行ってくれない夫へ苛立っていたときです。

23時頃インターホンが鳴りました。こんな時間に誰だろうと思い、
夫が出たところ、私達の下の階の部屋に住むおじさんでした。

「お前たちうるさいんだよ!
子供も走り回っててこんな時間に頭おかしいのか?!」
とおじさんに怒鳴られました。

しかし、夫は部屋でYouTubeを見ていて私はキッチンで洗い物をしており、子供は1歳ですがまだ歩けずハイハイを普段はしていて、走り回ることは
不可能でした。
それにおじさんがきた時間にはもうとっくに子供は寝ていました。
これらを伝えてもおじさんは一歩も引かず、結局警察を呼びました。
しかし、警察も民事介入できないからとおじさんを宥めて自宅へ連れ帰るだけでした。

その後もおじさんは昼夜問わずインターホンを鳴らしてきて、
私達に「うるさいんだよ!」と言い続けてきました。
夫は最初の1回目のインターホンは出たものの、その後は
「どうせ、あのおじさんだろ?」
とインターホンに出てくれなくなりました。
そして私がおじさんをドア越しに対応していると刃物のようなもので
うちのドアをゴンゴンと叩いたり切り付けるような音がしました。

もうここでは夫も守ってくれない、おじさんの行為はエスカレートするし
子供を安全に育てられないと思い、夫に離婚を切り出して、
私と子供はその団地を出ました。

後に手続きなどで団地を管理されていた方と話しましたが、
私達が引っ越した後、夫はそのままその団地に残ったのですが、
洗濯の仕方がわからず家中水浸しにして、そこにいつものように
おじさんがきてそれを見られたため、下の部屋だからうちまで
水が来てるかもしれない、どうしてくれるんだ?金払え!
などと騒いで、管理されていた方も呼ばれ、ご近所さんたちも部屋から
出てきてジロジロと見られるほどの大騒ぎになったのだそうです。

私と子供は今はすごく快適な生活を送っており、引っ越したことによって
ご近所さんとの騒音トラブルもなくなって、元夫も捨てられてよかったと
心から思います。

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