見出し画像

歩いて五分のところにハンバーガーショップができた。

僕の自宅から歩いて五分のところに小さなハンバーガーショップができた。立地は悪い。しかも値段は高めだ。たぶんあっという間に潰れるだろう。

さっそく注文して食べてみたが味は悪くなかった。だから僕としては移動するのが面倒なときの昼食として、選択肢が増えた感じだ。ウーバーイーツを頼むよりは確実に安い。だからそれはありがたいと言えばありがたい。半年から一年ぐらいはそのような恩恵が得られることだろう。

それにしてもなんでこんなすぐ潰れるところに店を出すのだろう。よく分からない。いや、それは嘘だ。じつを言えばそういう冒険心みたいなものは僕にも理解はできる。しかし僕の場合は自制心がはたらくのでそういう無謀な挑戦はしない。

ではどうするのかというと、現実的な挑戦をする。一方では定職で生活費を稼ぎ、もう一方では小説を書いている。いつの日か現実的な飛翔を僕も体験してみたいものだと思う。あの小さなハンバーガーショップのような短命の飛翔ではなく、堅固で長い飛翔をしたい。それが僕の目標である。