リクトー

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こんにちは。どこにでもいる普通のおじさんです。→ https://riktoh.hatenablog.com/introduction

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    思想・哲学・文学・芸術の会に所属するメンバーが書いた記事を“集めた”マガジンです。それぞれの記事の責任の所在については、各記事の著者にあります。

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カフカの『城』を読む

フランツ・カフカの『城』を原田義人の訳で二度読んだ。それについて書く。 前提本稿は、カフカの『変身』と村上春樹の『かえるくん、東京を救う』、またカフカの『城』の原田義人訳、そして次の記事を読んだ者を対象にしている。 『城』は、13章のKとフリーダの痴話喧嘩が一段落するところで前半が終わる。直後にハンス・ブルンスウィックという男の子が訪ねてくるが、そこからが後半戦になる。まずは前半から解説していく。 前半『城』の基調 この小説は、訳が分からない。『城』はどこからどう読ん

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        It starts and ends with you / Suede Stay useless / Cloud nothings Carry the world / Augustana Curse / The Architect Belong / Pains of being pure at heart One more time / blink-182 青春 / ハイロウズ 息もできない / The Birthday

        • 透明になるとはいかなることか

          僕はツイッターでしょっちゅう「透明になりたい」とつぶいている。それで、この記事では透明になるとはいかなることかについて説明しようと思う。 それは、方向性としては自死である。しかし自死ほど決定的ではない。死んでしまうともう現世に後戻りできなくなる。それはまずい。そこで、現世に体を置いたまま、ちょっとだけ彼岸を覗いてみよう、その空気だけでも吸ってみよう、というのが「透明になる」ということである。 現実的な事象で言えば、それは引きこもりである。たとえば古事記に出てくるアマテラス

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        カフカの『城』を読む

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        記事

          いまの僕の執筆状況

          僕はだいたい一日2000文字のペースでほどほどに休みを挟みながら執筆している。 現在の状況は次のようになる。 (1)1万字ちょっとの短編「暗黒」をウェブで発表済み。レーディングはR18-Gであり、Pixivのアカウントがないと読めない。 (2)3万字の短編を完成させた。これはツイッターで募集していた同人誌の公募に出した。 (3)去年完成させた3万字の短編を同人誌Typewriters 5号の公募に出した。 (4)去年の12月に零合舎に応募した3万字の短編だが、これはまだ

          いまの僕の執筆状況

          短編小説「暗黒」を公開しました

          Pixivとハーメルンで自作の短編小説「暗黒」を公開しました。Pixivには挿絵もあります。伊関さんの手によるものです。 次のリンクから閲覧できます。 ただし、PixivではレーディングがR18-Gであるため、Pixivのアカウントが必要になります。また、設定のページから「年齢制限作品」を選び、R18-Gの表示をオンにしなければなりません。 ハーメルンのリンクはこちらです。レーティングはR18です。

          短編小説「暗黒」を公開しました

          勤め先の環境について

          勤め先の環境について、二点書く。 僕の勤めている職場では恐ろしいことにチャットの性能が低い。どういうことかというと、メッセージを送信しても、おおむね2割ぐらいの確率で送信に失敗する。何十秒、あるいは何分もかかった上に失敗する。しかも時折そういう状態が一時間も続いたりする。 唖然とするのは、そういう状態がもう数年間続いているということだ。誰も問題視していないのである。どう考えても仕事の生産性は下がっているのだが、別にみんな「まあいいや」と思っているらしい。本当に驚愕するべき

          勤め先の環境について

          僕の英語力について

          僕は英語が苦手だ。本当に不得意だ。TOEICだと710点で、ヒヤリングが305点、リーディングが405点である。これではメールの読み書きがせいぜいというところだ。しかし業務では本物の英会話が必要とされる。それができないとまずもって仕事ができないし、当然出世もできない。海外法人との打ち合わせはおろか、技術調査も不十分にしかできない。では僕はそのむずかしい事態にどのようにして対応してきたか? 実は、鬱病になる、ということで対抗してきた。鬱病になって何か月も会社を休むと、上司は優

          僕の英語力について

          逆立ち人間にささげる詩

          僕は逆立ち人間 いつでも逆立ちをしているぞ 朝目覚めたら まずは右手をベッドから出して床に降り立つぞ お次は左手 ビシっと立ち上がり、足を空中に持ち上げるぞ 家の外に出るときは靴を両手に履くぞ スタスタと華麗に歩く 公園まで行ったら僕はお友達とサッカーをする もちろん逆立ちしたまま 僕は手でボールを打つぞ 生きていることに意味はないぞ 逆立ち人間はマイノリティ どこの店に行っても入店を断られるぞ 悲しいぞ さかさまだから 涙はすぐに地面にしたたり落ちるぞ 逆立ち人間

          逆立ち人間にささげる詩

          小説をたくさん読めない

          僕は小説を読むのが苦手だ。読むのは本当にしんどいので、一年に数冊しか本を読まない。だから最近ははてなブログでもあまり小説のことは書いていない。 ただ、いったん小説を読むとなったら、深いレベルまで読み解くことができる。たとえばヘミングウェイの『日はまた昇る』を僕と同じくらいに読み解けている人は日本にはほとんど存在しないだろう。その点に関しては圧倒的に他者を上回っていると言っていい。 それでも数を読めないのは、やっぱり大きな痛手だ。『ユリシーズ』や『魔の山』のような文学史を学

          小説をたくさん読めない

          想像力にささげる詩

          僕は想像力くんがかわいそうだ 想像力くんはいつも泣いている 「おれは人を攻撃したいわけじゃないのに」 想像力くんはいまや人を殴るための武器になっている 人は言葉のリボルバーに想像力くんを装填する 激しく興奮しながらスマートフォンをタップし そこに文字を並べ立て 引き金、すなわちツイートボタンを押す さあ発射! 「僕は想像力を軽視する人がきらいですね どうして画面の向こうに人がいると想像できないのだろう その人にも心があり、生活があり、家族がいるということがどうして分からな

          想像力にささげる詩

          透明人間にささげる詩

          僕は透明人間 まったく誰からも見えない 教室の黒板の前にいても とまっている車のボンネットのうえに立っていても 見えやしない 全身ガラスのような透き通った存在 誰にも気づかれなくて嬉しいな 光でさえ僕を無視して素通りしていく ほら僕はここにいるんだよ あ、見えないんだね、君 やれやれ、情けないやつだな 透明人間じゃないやつはまるで愚かだな 烏合の衆だよ でも本当は違う 屈折率があるから 周囲の景色から浮いて見えるから 僕は結局はすぐに誰かに見つかる 「おい、ここに透明

          透明人間にささげる詩

          最近の執筆状況

          こんな感じで、1日2000字のペースを守っております。

          最近の執筆状況

          歩いて五分のところにハンバーガーショップができた。

          僕の自宅から歩いて五分のところに小さなハンバーガーショップができた。立地は悪い。しかも値段は高めだ。たぶんあっという間に潰れるだろう。 さっそく注文して食べてみたが味は悪くなかった。だから僕としては移動するのが面倒なときの昼食として、選択肢が増えた感じだ。ウーバーイーツを頼むよりは確実に安い。だからそれはありがたいと言えばありがたい。半年から一年ぐらいはそのような恩恵が得られることだろう。 それにしてもなんでこんなすぐ潰れるところに店を出すのだろう。よく分からない。いや、

          歩いて五分のところにハンバーガーショップができた。

          「ドン・キホーテ」を再読している

          前回の記事で書いたように、僕はいまエンタメの小説を作りたいと思っている。しかし気持ちは鬱々としているので、楽しい小説をいきなり書くというのもむずかしい。 そこで僕は岩波文庫の「ドン・キホーテ」を再読しはじめた。自分の心を「ドン・キホーテ」的にすることで楽しい小説を書くのを容易にしよう、というわけだ。 最近読んだ箇所で面白かったのは、登場人物が偽名を忘れてしまい、それを他の人物に教えてもらう場面だ。 この場面は面白い。騙している相手の前でこうも大胆に嘘の助け船を出している

          「ドン・キホーテ」を再読している

          消えゆくものたち

          僕はかつてライトノベルの富士見ファンタジア文庫が好きだった。そこに並んだ「卵王子カイルロッドの苦難」や「魔術士オーフェンはぐれ旅」や「必殺お捜し人」を夢中で読んだものだ。本当に懐かしい。ビデオゲームだとゲームボーイやファミコンを熱心にやりこんだ。「カエルの為に鐘は鳴る」や「バナナン王子の大冒険」を必死になってプレイしたものである。 それらの大半はいまは消え去って二度と遊べない。いや、「魔術士オーフェンはぐれ旅」は新装版がしばらく前に出たし、ニンテンドー3DS用のバーチャルコ

          消えゆくものたち