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10ヶ月フィヨルドブートキャンプのメンターをして感じたプログラミング学習中に落ち込みやすい3つのこと

この記事は フィヨルドブートキャンプ Part 2 Advent Calendar 2020 17日目の記事です。
昨日の記事は@eatplaynap329さんのDuolingo連続学習600日から学んだことでした!

フィヨルドブートキャンプのアドベントカレンダーはPart1もあります

フィヨルドブートキャンプ Part 1 Advent Calendar 2020

2つもスクールのアドベントカレンダーが埋まるのすごすぎるぅ…!

はじめに

フィヨルドブートキャンプのメンターになり、10ヶ月が経ちました。この10ヶ月多くの日報を読ませていただき、提出物をレビューさせていただきました。
ほとんど毎日多くの方の日報を読み確認している中で、受講生の方が落ち込みやすいことに傾向があることに気づいてきました。

この記事では私が10ヶ月で感じた受講生の皆さんが落ち込みやすいポイントを3つ紹介します。
正直あまり良い解決策が思いついていないものもありますがこれは他の人も落ち込みやすいことなんだなということが知れるだけでも意味があるかなと思い記事にしてみます。

新しいことを学ぶことは当然わからないことの連続で苦しいですし、エラーばかりで辛い、もう何がわからないかがわからない物だと思います。
その中でも理解しようとトライアンドエラーを繰り返し、気づき、エラーやレビューを乗り越えプログラミングの楽しさにはまっていく様を一緒に歩んでいけるのは、本当に光栄です。
カリキュラム1つ1つに取り組まれている全受講生さんを本当に尊敬しています。この記事が受講生の方の参考になれば幸いです。

落ち込みポイント1: 本を読むのが辛い

フィヨルドブートキャンプは、各分野の名入門書を読んでいただき応用した課題を解き進める形式となっています。

そのため新しい知識のインプットは基本的にから行います。

1冊の本を読み進めることが辛い…という意見をよく見かけます。

・わからない単語が出てきてその単語の意味がわからず先に進めない
・わからない単語がでてきて毎回調べると1時間で2ページほどしか進まなかった。このペースだと本を読み終えるのはいつになるのか…と途方にくれてしまう

という意見をよく見かけます。

このような日報や意見を見かけた時にはインデックス読書法という本の読み方をオススメしています。

以下はこの記事の一部を引用した文章です。この記事をぜひ皆さんに読んで欲しいのでどういう内容かはあまり触れないでおきます。
これらのどれかの考えを持っている方はぜひ!ぜひ!一度読んで見て欲しいです。

まずは
- 本は頭から終わりに向けて順番に読む
- 本に書いてある内容を憶える
- すべての内容をしっかり理解する
という考えを捨てましょう。

本は味方です。どんなに分厚くても1冊を重たく捉えずに気楽に付き合っていく心構えがあると楽しんで学習できるんじゃないかなと思ってます。

フィヨルドブートキャンプでは、参考図書の重要なセクションはどこで本からは何を学んで欲しいか、等の読み方を紹介しています。そちらも参考にメリハリつけて本を読んで欲しいです。

Ruby超入門、プロを目指す人のためのRuby入門の読み方についてはなんと著者の@igaiga555さん、@jnchitoさんに書いていただいています…!めちゃくちゃ贅沢…!

↓プロを目指す人のためのRuby入門の読み方の動画


落ち込みポイント2: 人と進捗を比べてしまって辛い

これは人間であれば誰しもあることですね。

同じ時期に入った方に比べて進捗が悪かったり、他の方がすぐ理解できるところができない場合に辛くなる方を多くみかけます。

私も人と比べてしまうのであまり参考にならないのですが、フィヨルドブートキャンプ内のQ&Aで @jnchitoさんが回答していたこちらのコメントが一番的を得ていてその通りだなと思ったので紹介させていただきます(掲載許可をいただいています)

プログラミングスクール="スクール"だから学校と同じ、と考えてはいけないんですよね。
たしかに小中高は、みんな同じ年齢で、同じ時間に同じ先生から同じように授業を受けて・・・と、いろんな条件が「みんなと同じ」なので、人と比べることにはある程度意味があります。

でも、フィヨルドブートキャンプでは、各自が各自のペースで学習を進めていきます。
日々学習に費やせる時間も人によって違うし、各人のバックグラウンドも違うし(ある程度ITにたしなみがある人もいれば、そうでない人もいる)、いろんな条件が異なります。
そういう条件下で他人と進捗を比べても、そもそも比べようがないんですよね〜。


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おっしゃる通りすぎるオブザイヤーですね…!
フィヨルドブートキャンプはスタートラインも学べる環境も全員違うので、必ず理解度や進み方に違いがでてしまうので比べようがないんですよね。

といいつつも比べてしまう気持ちはとてもめちゃくちゃよくわかりますし、比べること自体が悪ではないと思います。みんなが頑張っている様子を見ることで学習の原動力になる場合もあると思います。

ですが、人と比べて落ち込んでしまった時にはぜひこの言葉を思い出してもらえると嬉しいです。

落ち込みポイント3: わからないことが出たときに質問できなくて辛い

新しいことを学んで応用した課題を解いていくので、その過程でわからないことや解決できないエラーにほぼ100%の確率で遭遇すると思います。

エラーにはまって悩んでいるうちに1日(1週間)経ってしまって辛い。
でもわからないことがわからないから言語化できない、どう説明したらいいかわからない、こんなこともわからないと思われたくない、人に聞くことがめんどくさい、いろんな要因で質問できないという意見をよく見かけます。

特に質問することが恥ずかしいと感じている方が多いように思います。

質問することが恥ずかしいと思うことについて、@komagataさんがフィヨルドブート内に書いてくだったドキュメントが、個人的にとても刺さったのでこちらで引用させていただきます。
内部のドキュメントなので受講生で読んだことがない方はぜひ一度記事を読んでみてください。

恥ずかしい

一番大きいのがこの点だと思います。
僕(@komagata)も質問に慣れるまでは、
「こんな基礎的なこと聞いていいのかな?」
「バカにされないかな?」
「すごく低レベルだと思われないかな?」
と考えて質問できずにいました。そこで下記の考え方を聞いてからどんどん質問しよう。自分のわからないことをさらけ出していこうと思うようになりました。

1. 今現在、自分のレベルが低いのは客観的な事実である。
2. 誰しも低レベル時代を通過してきている。それを隠すか隠さないかの違いだけである。
3. わからない状態をさらけ出してアウトプットする方が成長スピードが早い。

もちろんフィヨルドブートキャンプではわからないからといってバカにしたりすることは絶対にありません。

その上でプライドの高さからバカにされるのを怖がって本当は分かってないのに分かってるフリをして勉強するのが正しいやり方でしょうか?かっこいいやり方でしょうか?

今わからないことは事実なんだから勉強過程の不理解はどんどんさらけ出した方が成長できます。最終的に高いレベルに到達できればいいんです。その過程でわからないことをわからないということは恥でもなんでもありません。

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わからない状態をさらけ出してアウトプットする方が成長スピードが早い

本当にこの通りだと思います。心の片隅にこの言葉を残して置いてわからないことが出てきたときに思い出していただけると嬉しいです。

またこの文章もとても的を得ているとおもったので引用させていただきます。

プログラマーにとって質問できるということは重要で不可欠なスキルの一つだと考えてください。プログラマーはわからないことをずっと勉強していく仕事なのでこのスキルの有無が成長スピードに大きく影響します。Rubyが書ける、Linuxサーバーを建てられるといったスキルの一つとして習得してしまいましょう。

私も質問する力はコードを書くことと同じくらい必須スキルだと思っています。
そして質問する力 を身に着けるには、実際に質問をして力を身につけていくしかないとも思います。

フィヨルドブートキャンプでは質問ができる場として、Q&A機能、slackのwakaranチャンネル、日報、オンラインの質問雑談会などいくつかの方法があります。

質問に関する良記事がたくさんあるのでこれらを読んで、わからないことが出たときには質問力をつけるためにどんどん質問してみて欲しいです。


以上落ち込みやすいポイントを3つ紹介しました。

新しいことを学ぶことは楽しいですが、わからないことに多く出会いすごくストレスを感じることも多いと思います。

それでもフィヨルドブートキャンプを受講し続け課題を提出し何度も修正しクリアしていく皆さんは本当にかっこいいですし尊敬しています。(大事なことなので2回言いました)

辛いこともあると思いますが、プログラミングを楽しみながら卒業目指していただけると嬉しいです!
学習のサポートをさせていただけると嬉しいです、

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