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【設備設計】大規模物件は割のいい仕事か?

 現在弊社で実施しているのは比較的大規模な改修工事で4F建ての大学の研究棟の改修工事だ。研究室はコンセントの数が多かったり、照明は省エネのために人感センサ、光センサーを追加したりと普通の物件よりも少し手間がかかる。

 特に、盤図と呼ばれるブレーカーの容量や系統図をまとめたものは、非常に数が多く目がくらみそうになる。

 もちろん受注する金額も規模に比例してか、それ以上にいただけたりするのだが、チェックの工数、打ち合わせ、現地調査の数などを含めると小さな物件を数件やるのと費用/時間変わらないくらいな気がする。

 でも、こういった物件をやると強制的にでも効率的にやらないと終わらないので、工夫をするモチベーションが発生してくる。

 今回活用したのは、Auto CADのエクセル連携機能。エクセルで分電盤の容量や数を一覧にしておいて、エクセルを更新するとCADの中で連携した表の内容も更新してくれる便利機能だ。

 設定が若干大変なのだが、容量が更新されたり、系統が追加されたときに、CADが自動で追従してくれるのでとっても便利。大規模な物件をやると効率化する手法が生まれて、それを中小規模の物件にも活かすことで受注キャパが上げられる相乗効果もあるなと感じた。

 そう。少し背伸びした仕事をすることで少しずつ業務の改善がなされ、能力が上がり、売り上げが伸びる。そんな自然な形で売り上げが伸びていったらいいなと思う。時には筋トレと同じように少し筋肉痛が来るくらいの規模の仕事が会社には必要なのかもしれない。

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