「食物連鎖」「生態ピラミッド」「弱肉強食」
誰もが一度は耳にしたことのある言葉。
強きものが弱きものを食べる自然界の構図。
「生態ピラミッド」の最下層から上に行くにつれて個体数は少なくなり、
最上層に肉食動物が鎮座する。
植物、昆虫、小動物、草食動物、肉食動物。
われわれ人間はどの層に位置するか。
何でも糧にする人間はピラミッドの頂点に位置すると考えられる傾向にあるが、果たしてそれは正しいのだろうか。
穀物を主食とし、野菜なども栽培し調理する。
地域性もあるが昆虫も食べる。
鶏・豚・牛などの動物は言わずもがな。
「食物連鎖」の観点から見たら確かにそうなのかもしれない。
しかし、「弱肉強食」「自然界の構図」から見たらどうか。
彼らのテリトリーを侵したがために、人間は肉食動物の餌食になることも。
普段は大人しい草食動物も、彼らが大挙し向かってきたら人間は太刀打ちできるだろうか。
小動物、昆虫、植物によっては自らを守るために備えたその毒性に人間は命を落とすこともある。
そして"自然の猛威"には防衛策もかなわず、時に無力に近い。
人間は「強くて弱い」なんとも宙ぶらりんな生き物かもしれない。
だが私は知っている、いや、見てしまった。
いとも容易く、涼しい顔をして、なんでも口にして捕食したがる生き物を。
間違いなく彼が"頂点"だ。
パパ業界新規参入の36歳。長男Rくんとの日々を、そこそこゆったり綴って参ります。